毎年恒例のこの祭典に、オリスはダイバーズ65にDLC加工を施した。

過去5年間、オリスは毎年6月1日に、1904年6月1日にスイスのヘルシュタインで会社が登録されたことを記念して、250本の限定モデルを発売している。だからこそ、オリスに120歳の誕生日おめでとうを一番に伝えたい。その年齢の半分でもあなたのように(素敵に)見えることができたらいいと思う。オリスによると、これらのヘルシュタインエディションはクールなデザイン(2023年版や2022年版を参照)で、通常のカタログにはまず登場しないような時計を作っているという。今年もその流れを継続し、今回は新たにブラックアウトのDLCコーティングが施されたダイバーズ65を発表した。

oris holstein edition 2024
オリス ダイバーズ65 ヘルシュタインエディション2024は、ブランドのおなじみのレトロダイバープラットフォームを使用しているが、そのすべてが黒で統一されている。40mmのケースはブラックアウトされたDLCコーティングのスティール製で、ダイヤル、夜光、針もすべて真っ黒だ。同様に、ラバーストラップとDLCコーティングされたバックルも黒い。ほかに見落とした部分はあるか? コルム スーパーコピー代引きベゼル、リューズ、裏蓋もすべてDLCコーティングされている。オリスがオールブラックの時計をつくったのはこれが初めてだ。

内部には、ヘルシュタインブランドの自社製Cal.400が搭載されており、高い耐磁性と約5日間のパワーリザーブを実現している。なお時計をMyOrisに登録すると、10年間の保証も受けられる。

2024年のヘルシュタインエディションは、6月1日よりブティック、小売店、オリスのウェブサイトで販売される。希望小売価格は66万円(税込)。250本生産されるこの限定エディションは、シリアルナンバー入りで製造する予定だ。

我々の考え
oris holstein edition 2024 divers sixty-five
“理由は特にない”と、オリスの共同CEOであるロルフ・スチューダー(Rolf Studer)氏は、ブラックアウトされたダイバーズ65のプレスリリースで述べている。この率直さには感謝したいし、オールブラックウォッチには何かしらの魅力があるのは間違いない。クールで秘密めいた感じがあり、しかもオリス初の試みだ。これが一般生産の時計であれば、その実用性や視認性について文句を言うかもしれないが、250本しかない限定モデルであり、この時計を手に入れるために急いで駆けつける愛好家たちは(先着順だ)これが最も機能的なダイバーズウォッチだから購入するわけではないだろう。

オリス ダイバーズ65は完全にヘリテージを意識したモデルであるが、それがモダンな雰囲気のブラックアウトバージョンで表現されるのは楽しい。それはどこかブラックベイ セラミックをほうふつとさせる。より現代的な素材とヴィンテージにインスパイアされたダイバーズウォッチの緊張感が、時にはうまく機能することがあるのだ。

基本情報
ブランド: オリス(Oris)
モデル名: ダイバーズ65 ヘルシュタインエディション2024(Divers Sixty-Five Hölstein Edition 2024)
型番: 01 400 7794 4784-Set

直径: 40mm
厚さ: 12.8mm
ケース素材: マルチピースステンレススチールケース、ブラックDLCコーティング
文字盤: ブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり、針とインデックスにスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバーのトロピックスタイルストラップ、DLCコーティングバックル

oris divers sixty-five holstein edition 2024
ムーブメント情報
キャリバー: 400
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
直径: 30mm
パワーリザーブ: 約120時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
クロノメーター: なし(ただし日差-3/+5秒の精度を誇る)
追加情報: MyOrisに登録すると時計とムーブメントに10年の保証が付く

価格 & 発売時期
価格: 66万円(税込)
発売時期: 発売中
限定: あり、世界限定250本