ヴァンガードの新製品「アクアタイマー」とジャガー・ルクルトコピーの「マスター・ムーンフェイズ」は、ムーブメントを交換しています。
ファーストウオッチ：新製品「ヴァンガード・ブロンズ・フライバック
パイロット・ウォッチは、バンガードの大ヒット商品で、高い価値と良い価格で多くの人が購入しています。 今年、ワンゴはブロンズケースを採用した最新のパイロット・クロノグラフを発表しました。正式名称は「ワンゴ スピットファイア パイロット・クロノグラフ」、モデル名は「IW387902」で、発売予定日は2019年10月です（公式サイトで確認できます）。 新しいブロンズ製パイロット・ウォッチが通常バージョンと比べて大きく変わった点は、ブロンズ製ケースの採用と、自社製69000シリーズ・クロノグラフ・ムーブメント（具体的には69380）の採用です。 順番に説明していきましょう。
新しいブロンズフライバック
ブロンズケースは以前にも「ビッグフライ」に採用されたことがありますが、「ブロンズビッグフライ」は限定モデル（1500本限定）だったのに対し、今回の「フライ」にはブロンズケースが採用されており、限定されていないため、この新しい時計を気軽に購入することができ、プレーヤーにとっては非常に良いニュースです。 新しいブロンズフライバックは、ケースサイズが縮小されており、通常のフライバックは43mmですが、ブロンズフライバックは41mmに縮小されています。 また、アレルギーを防ぐために、時計の裏蓋にはチタンを使用しています。 これまでのブロンズフライバックは、ケースが磨かれていて「金の時計」のような雰囲気があったため、光沢がありました。 今回のブロンズビッグフライは、マットな仕上げになっています。 発売されると、「Bronze Fly」のケースとは効果が異なります。
新しいブロンズフライバック
新しいブロンズフライバックの文字盤は、通常のフライバックとはいくつかの違いがあります。 ブロンズフライキャッチャーの文字盤はグリーン系で、文字盤の縁には細かい目盛りが加えられています。 針はブロンズケースの色に合わせて金メッキを施し、インデックスは黄色味を帯びた色にしています。 新しいブロンズ製フライバックダイヤルで注意しなければならないのは、スモールセコンドカウンターの位置です。 通常バージョンでは、9時位置にスモールセコンドカウンターがあります。 ブロンズでは、6時の位置にあります。 この変更の理由は、ブロンズフライバックが新しい自社製クロノグラフムーブメント69000シリーズを採用しているからです。 スモールセコンドディスクの位置は、将来的に、シースルーでない場合に、ヴァンガード・クロノグラフの自社製ムーブメントとユニバーサル・ムーブメントを識別する方法のひとつとなるでしょう。 また、フライバックの3時位置にある通常のデイデイトは変更されていません。
新型ブロンズフライバッククロノグラフ
新型ブロンズフライキャッチャーは、69000シリーズの自社製ムーブメントを採用しています。 これ以前の「ワンゴ ポルトギーゼ」、「フライング」、「パーペチュアル」には汎用のムーブメントが使われていたことがわかっており、汎用のムーブメントに代わる新しいワンゴの自社製69000ムーブメントが登場したのです。 自社製69000系ムーブメントの入れ替えについての現状は、2016年に「インヂュニア・クロノグラフ」が自社製69000系ムーブメントの使用を開始し、続いて150周年記念モデルの「ポルトギーゼ」が自社製69000系ムーブメントの使用を開始し、今年は69000系ムーブメントを搭載した「ブロンズ・フライング・ウォッチ」が発売されました（自社製69000系ムーブメントを使用した初めてのフライング・ウォッチです）。 このように、自社製ムーブメントの種類は、ニッチなモデルや特殊なモデルから始まり、量産モデルやレギュラーモデルへと、段階的に拡大しています。 ムーブメントの交換には注意が必要で、新旧を識別して間違ったものを買わないようにしなければなりません。 2つ目は、新しい自社製ムーブメントが交換されると、汎用ムーブメントを搭載した古い時計の二次市場での価値に影響が出ることです。
69000シリーズの新しいブロンズ製フライバック・クロノグラフ・ムーブメントです。
キャリバー69000は、自動巻きクロノグラフムーブメントで、サイズは30mm、振動数は毎時28,800回、33個のジュエルベアリングを備え、48時間のパワーリザーブを備えています。 技術的な特徴に加え、より美しい外観、そしてより滑らかな感触のプッシャーを備えています。 新しいブロンズフライバックケースには、やはり耐磁性のインナーケースが採用されているので、気密性が高く、ムーブメントが見えません。 裏蓋には「スピットファイア」の文字が刻まれています。
新しいブロンズフライバックは、ブロンズのケースにチタン製のケースバックを備えています。
新しいブロンズは、ブロンズケースと自社製ムーブメントを搭載しているため、通常のバージョンよりも確かに少し高価です。 しかし、制限のないモデルとして、公定価格は確かにそれほど高くなく、妥当な範囲内であると思います。 ブロンズのケースは、この時計の遊び心を高めてくれますし、アンリミテッドエディションであれば、ヴァンガードが問題なく供給してくれるはずですから、ぜひ遊んでみてください。
セカンド・ウォッチ：ジャガー・ルクルトの新しいマスター・ムーンフェイズ・エナメル・ウォッチ
通常、限定版について語ることはほとんどありません。なぜなら、限定版は数が少なく、高価で手に入りにくく、一部のプレイヤーにしか買われない運命にあるからです。 しかし、今日はジャガー・ルクルトの限定モデル、ジャガー・ルクルト・マスター・ムーンフェイズ・エナメルの新作を取り上げます。この限定モデルは、マスター・ムーンフェイズに大きな変化をもたらし、今後の通常のマスター・ムーンフェイズにも大きな影響を与えるからです。 ジャガー・ルクルトもムーブメントの変更を始めました。
ジャガー・ルクルトの新しいマスター・ムーンフェイズ・エナメル・ウォッチ
マスター・ムーンフェイズは、ジャガー・ルクルトの最も人気のある時計の一つで、私は今、この時計を身につけています。 ジャガー・ルクルトは、今年のジュネーブ・ウォッチ・フェアで、新しい「マスター・ムーンフェイズ・エナメル」を発表しました。 新しいマスター ムーンフェイズ エナメル ウォッチは、顔つきが通常のマスター ムーンフェイズと非常によく似ています。 マスター ムーンフェイズ エナメル ウォッチ」のブルーの放射状の文字盤は、実際には、放射状のテクスチャーがギョーシェ彫りされたエナメルディスクに、エナメル素材を充填して焼成したものです。 そして、レリーフされた立体的な日付の数字が刻まれています。 アワーマーカーも、放射状に広がるエナメルディスクに合わせて微調整されています。
ジャガー・ルクルトの新作「マスター・ムーンフェイズ・エナメル・ウォッチ」について
大多数のプレイヤーにとって、最も大きな変化は動きにあります。 周知の通り、マスター・ムーンフェイズの通常バージョンには、43時間のパワーを持つキャリバー925/1が採用されています。 新しいマスター ムーンフェイズ エナメルは、70時間のパワーを持つキャリバー925/2を採用しています。 パワータイムが大幅に向上し、70時間というパワーは、多くの主流の高級時計のパワーレベルを超えています。 ジャガー・ルクルトは昔から、主流の高級時計の中でも、その精巧なムーブメントと洗練されたデザインで知られています。特に以前、ゴールド製のトゥールビヨンに変更されたことで、価値と高級感の点で同種の時計の中でも群を抜いています。 ジャガー・ルクルトは主にフォーマルな時計であるため、ムーブメントの抵抗やパワー、耐磁性をあまり重視せず、ムーブメントの研磨や装飾を重視しています。 これには、マスタームーンフェイズ、マスターカレンダー、ジョーカー、フルカレンダーの各ムーンフェイズが含まれ、いずれも40時間以下のパワーを備えています。 今回、ジャガー・ルクルトはエナメル加工を施した「マスター・ムーンフェイズ」のムーブメントをアップグレードし、パワーを70時間に引き上げたことで、ジャガー・ルクルトが新しい70時間パワーのムーブメントを徐々に展開していくというシグナルを放っています。 上記のヴァンガードのように、新しいムーブメントは常に特別なモデルから入れ替わり、徐々に通常の量産モデルに移行していきます。 しばらくすると、ジャガー・ルクルト製の70時間パワーがマスター・ムーンフェイズの通常バージョンに採用されると考えられています。 しかし、このプロセスは比較的長くかかるはずです。