「ヨットマスター 116622 プラチナダイヤル」

「ヨットマスター 116622 プラチナダイヤル」
「ヨットマスター 116622 プラチナダイヤル」
「ヨットマスター 116622 プラチナダイヤル」


ロレックスのラグジュアリーラインである「ヨットマスター」。
クルージングなどの船上での優雅なひとときをコンセプトに誕生したモデルで、素材にゴールドやプラチナを使用しているのが特徴的です。

見た目はサブマリーナとよく似ていますが、船上での利用を目的に誕生したため、両方向回転ベゼルであったり防水性が100mだったりと細かい仕様は異なります。
こちらのモデルは、現在は製造されていないシルバー文字盤を採用。
文字盤の素材はプラチナでできており、ベゼルのプラチナ素材と合わせ高級感があります。
高級ラインに相応しい輝きを放ちつつも、シンプルなカラーリングのため嫌みが無く、上品な雰囲気を演出しています。
そのため、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンでご使用いただくことができます。
生産が終了した現在も根強い人気を誇るお勧めのモデルです。

2023新作 力強いカムバック。ブレゲ「タイプ XX」

およそ70年にわたりアイコニックな地位を築いてきた「タイプ XX」コレクションの背景には航空の歴史があり、パイロットの腕に精密機器として着けられ、また伝説を築いたこの時計の特別な個性に魅せられた多くの愛好者の間で着けられてきました。ブレゲ・マニュファクチュールは、革新的できわめて現代的ながら、その歴史を十分に反映し新たにデザインされたモデルを2023年の新作として発表しました。
2023年は、新たな展開、新世代、新型ムーブメントの幕開けとなる「タイプ XX」の新作がもたらされます。アイコニックな「タイプ XX」の新世代は、登場に先立って準備に4年が費やされ、あらゆる期待に応える2つのモデルの発表に至りました。すなわち、軍用モデルから着想したものと、最良の民間モデルに由来する2つです。ブレゲは、代表的な第1世代「タイプ XX」に基づきながら、これらの時計にコンテンポラリーでダイナミックなスピリットとともに最新のテクノロジーを注ぎ込みました。「タイプ XX」の冒険物語にはいささかも衰退の兆しは見られません。

原点回帰
新しい「タイプ XX」を作り出すにあたり、ブレゲ スーパーコピーが無尽蔵の遺産を利用できたのは当然のことでした。さまざまな点を歴史的な文脈で考えると、1950年代初頭の時点でブレゲが堅牢で特別な仕様の腕時計クロノグラフに対する空軍の要請に応える用意ができていたことを思い出すはずでしょう。
一流のメゾンとしての存在を自負するブレゲは、19世紀に航海の分野でその役を果たしたように、20世紀には航空の分野に貢献し、人類の偉大な冒険に熱心に関わってきました。多くのパイロットが買い求めたのはブレゲの時計でした。1910年にはアルベルト・サントス-デュモン、1918年にはフランスに滞在中のアメリカのパイロットたち、ルイ・ブレゲ航空会社、1920年にはフランスを訪れた日本人パイロットなど、ほかにも多くの人々が手に入れました。
時計と航空航法
パイロットはもとより一般的に航空機の乗員にとって、搭乗中の時間の流れを把握したり、緊張をともなう激務の環境で常に時間を参照することは欠かせません。飛行時間や飛行中間タイムの正確な計測、燃料消費の監視、方位の測定、あるいは作戦の遂行など、これらすべてを満たす機器の開発に時計メーカーたちが長年に渡って取り組み、機器はより正確で扱いやすいものになりました。すなわち積載用クロノグラフや、これに続く腕時計クロノグラフです。
ブレゲ社の保存資料を詳細に調査すると、航空環境の特別な規定に合致する多数の《特注》と称する製品が 1930年代以降に登場していることが判明します。たとえば、耐磁性のシルバー・ケースに収められた径19リーニュの飛行場用クロノメーター、スプリットセコンド・クロノグラフの積算計、断熱ケースが備わる径24リーニュの小型積載用クロノメーター、サーモスタットと照明、シデロメーターなどです。これらの高度な技術による製品は、軍用の航空と国営航空会社として創設されたばかりのエールフランスに供給されました。
1950年代初頭からは、航空機の計器パネルに積載する時計機器の供給が一段と増加しましたが、それはブレゲが30年間も高い評価を得ていた専門技術の中のひとつでした。最も普及したモデルには「タイプ 11」「タイプ 11/1」「タイプ 12」などがあり、これらは多くの国に販売され、さまざまな航空機の計器パネルに搭載されました。とりわけ忘れられないのは、あの超音速ジェット機コンコルドです。
ブレゲ社は、1930年代にすでにクロノグラフ機能が備わる腕時計をより多く製造するようになり、戦後もその傾向が確かに見て取れます。腕時計クロノグラフの流行が始まり、それが長く続くことになりました。
パイロットにとって、航空機に搭乗した際に、安全上の理由から代理機能の仕組みを確立しておくことが必要ですが、その際に極めて重要なのが時計です。当時それは計器パネルのクロノグラフを別のクロノグラフでバックアップすることを意味しており、それは何よりパイロットが着ける腕時計クロノグラフに他なりません。ひとつが使用不能になったら、もうひとつが引き継ぐわけです。これこそがまさに、ブレゲがとくに伝説の「タイプ XX」でスぺシャリストの地位を築いた時計機器の核心的な点でした。

タイプ 20 – クロノグラフ 2057 – ミリタリーモデルの系譜

 この時計は、1955年から1959年にフランス空軍に納められた1,100本のモデルから着想を得ています。その名称には、ローマ数で「タイプ XX」と表記される海軍航空隊モデルを含むあらゆるモデルと違い、アラビア数字の「20」が用いられています。ダイヤルは、原型となる「タイプ 20」のスタイルを忠実に保ちながら、ブラックで現代的に仕上げられています。アラビア数字とベゼルの3角マーカー、そしてすべての針にミントグリーンの夜光塗料が施されています。3時位置の30分積算計は、9時位置のスモールセコンドより若干大きくなり、4時と5時の間に日付表示の窓が設けられています。ステンレススティールによる直径42mmのケースには、過去に空軍向けに供給されたモデルと同様に、目盛りの刻みがなく縁に縦溝模様を施したベゼルが備わります。リュウズはオリジナルモデルを想起させるポワル型(梨型)で、3つのポジション(1ニュートラル、2日付修正、3時刻合わせ)の各調整が行えます。2時位置のプッシャーはクロノグラフの作動に用い、計測のスタートとストップを行います。また4時位置のプッシャーは、クロノグラフ針と積算計のゼロリセットに用い、有名なフライバックの原理によって瞬時にクロノグラフの再スタートが可能になります。

タイプ XX – クロノグラフ 2067 – 民間用モデルの系譜

 大胆な表情をしたこの2番目の時計は、1950年代から1960年代の洗練された民間用「タイプ XX」の系譜を直接継ぎ、とりわけ1957年に作られた固有番号2988の「タイプ XX」に結び付きます。ダイヤルは2057と同じくブラックで仕上げられていますが、いくつか相違点があります。まず表示が異なり、3時位置に15分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドが配置されている点です。また、積算計は軍用モデルと同じように大きさを変えてデザインされ、ダイヤルに一段と力強い表情を与え、視認性も高められています。アラビア数字、針、ベゼルの3角マーカーにはアイボリー色の夜光塗料が用いられています。さらに、4時と5時の間に日付表示の窓が設けられています。ステンレススティールによる直径42mmのケースには、目盛りを刻み、縁に縦溝模様を施した両方向回転ベゼルが備わります。リュウズはクラシカルな直線型で、3つのポジション(1ニュートラル、2日付修正、3時刻合わせ)の各調整が行えます。2時位置のプッシャーはクロノグラフの作動に用い、計測のスタートとストップを行います。また4時位置のプッシャーは、クロノグラフ針と積算計のゼロリセットに用い、有名なフライバックの原理によって瞬時にクロノグラフの再スタートが可能になります。

 現行コレクションへの追加が熱望されていたこれら2つのモデルは、航空機の翼を思わせるハバナカラーのレザーボックスに納められて販売されます。この新しいクロノグラフは、カーフスキンのストラップに加え、付属品としてブラックのNATOストラップもボックスに収納されていて、オーナーは好みに応じて時計のスタイルを変えることができます。この時計には、工具をまったく必要とせずに簡単に単独でストラップ交換ができるように考案されたシステムがあります。これにより、ユーザーはストラップ裏面のプッシャーを押すだけでストラップをケースから取り外せます。別のストラップを装着する場合も、ストラップの付け根にある溝をラグの角度をおよそ45度から60度に合わせ、カチっという音がするまで上から被せて所定の位置にはめ込むと、インターロッキングシステムによりしっかりと固定ができます。またこのストラップ交換にはわずか数秒しかかかりません。一方のNATOストラップは、ラグのバネ棒からケース裏面に通して装着します。

高精度と頑強な構造:新型キャリバー728の登場

 ブレゲ・マニュファクチュールにおける4年の開発を経て、新しい自動巻ムーブメント、すなわち民間モデル用のキャリバー728と軍用モデル用のキャリバー7281が誕生しました。頑丈な構造と革新的な技術を融合したこの新しいムーブメントと派生ムーブメントは、複数の特許で保護され、コラムホイール、垂直クラッチ、5Hz の高振動、革新的なゼロリセット機構など、クロノグラフに現代的な設計が取り入れられています。これらと並んで、クロノメトリー(高精度な計時)における最先端の革新的な技術も生かされています。まずひげゼンマイ、ガンギ車、アンクルのホーンは、シリコン素材です。このシリコンは、腐食や摩耗に耐性があり、磁力の影響も受けないので時計の精度向上に貢献します。さらに、この自動巻クロノグラフ・ムーブメントには60時間という長時間パワーリザーブが備わります。

 両モデルともゼロリセットとクロノグラフの再スタートが瞬時に行えるフライバック機能があります。フライバック機能では、以前なら3段階を要した操作が1回で済み、パイロットにとっては貴重な利点になります。さまざまな時間計測や指示が必要な場合、このフライバック機能を使えばそれらが簡単に行えます。

 これらの革新的な作動機能やゼロリセット・システムは、クロノグラフを迅速かつ高精度に用いるために開発されました。どの機能を実行する際も、プッシャーに感じられる感覚は均等でバランスが取れています。同じことはクロノグラフの正確な作動のために用いられる垂直クラッチにも当てはまり、クロノグラフ針は針飛びを起こさずに瞬時にスタートします。時計が衝撃を受けた場合も、ムーブメントの頑強さや正確な動きを確保するために、テンプ受けに両持ち式を選び、テンプをしっかり支えます。動力源となる香箱は、ムーブメントの中でスペースが許す限り最大化され、大きなエネルギーを高密度に蓄える素材で作られたゼンマイが長時間パワーリザーブを生みます。

 そして、この新しいムーブメントの価値を高めるのが素晴らしい美観です。装飾には特筆すべきものがあります。サンバーストやスネイル、面取り、ペルラージュ、その他の部品に用いられた目に見える装飾仕上げに加え、ブレゲはコラムホイールにブラックDLC処理を施して摩擦に関する性質の改善を図りながら、他の部品との視覚的なコントラストも強調しています。サファイアクリスタルによるケースバックからはムーブメントの姿を鑑賞できます。ブラック仕上げの自動巻ローターは、飛行機の翼を模し、ブレゲのロゴが刻まれています。

アイコンウォッチが歩んだ道と重要な足跡

「タイプ XX」という代表作の歴史をわずか数行で語るのは困難です。そこで約70年にわたりブレゲ社のカタログに足跡を残した一連の主要モデルに限って簡単に振り返ることにします。

 保存資料によれば、発端は1950年代初頭に遡ります。当時すでに航空用機器の製造でスペシャリストの地位を築いていたブレゲ社は、フランス空軍がパイロットの装備品として次のような仕様の腕時計クロノグラフを探していることを知っていました。それは、夜光の数字と針を配したブラック・ダイヤル、気圧や加速度の変化に耐える高品質ムーブメント、回転ベゼル、そしてもちろん「フライバック」機能が備わるクロノグラフです。フライバックの指定は最も重要なものでした。この未来の製品に「タイプ XX」という名称を与えたのは、フランス航空省でした。いくつかの会社がコンペに臨み、契約を勝ち取ったため、複数ブランドから「タイプ XX」が作られることになりました。その一方で、公的機関が締結する契約のために選ばれたブランド各社は、プライベートな顧客のために同じ製品を販売することもできました。軍用の「タイプ XX」と民間用モデルの「タイプ XX」が作られたのはこうした事情によります。

 ブレゲの場合は次のように進行しました。1952年にプロトタイプが提出され、1953年に航空技術局から承認を受けます。1954年にはフランス空軍から軍用の「タイプ 20」1,100本の発注があり、1955年から1959年にかけて供給されました。これらは、ダイヤルに30分積算計が配され、ブランド名はなく、ケースバックに正規の時計を示すBREGUET – TYPE 20 – 5101/54が刻まれていました。

 もうひとつの有名な供給先は、フランスの精鋭テスト・パイロットが属す飛行試験センター(CEV)でした。センターから発注を受けた80本は、1956年と1957年に納品されました。15分積算計を特徴とするこのモデルのうちの50本については6時位置に12時間積算計も備わり、ケースバックにはCEVの文字と1から80の番号が刻まれていました。

 1958年にフランス海軍は、航空部隊(アエロノーティック・ナバル)のパイロットとセーラー用に500本を発注しました。1960年1月13日に全品を納品した軍用の「タイプ XX」は、15分積算計のサークルが拡大され、ダイヤルにブランド名が記されているなど、空軍用の時計とはかなり違っています。そしてケースバックには、BREGUET – MARINE NATIONALE – AERONAUTIQUE NAVALE – N°X / 500が刻まれています。

「タイプ XX」の評判は軍の外にもただちに広がり、民間航空の人々やクロノグラフの熱烈な愛好者たちがブレゲから「タイプ XX」を手に入れようと躍起になりました。1965年に径14リーニュのヴァルジュー製ムーブメントが現代的な13リーニュのものに置き換わり、ダイヤルや針、ベゼルなどに若干のバリエーションがあるものの、1970年まで「タイプ XX」のデザインにほとんど変更が加えられませんでした。こうした民間用「タイプ XX」は、2,000本以上が販売されました。

 1971年には「タイプ XX」の第2世代が登場し、これらは以前より大型でポリッシュ仕上げのスティール製ケース、厚いラグ、ブラックのベゼルなどで見分けがつきます。12時間積算計を装備したものと装備しないものがありますが、15分積算計は引き続き搭載されています。このモデルは約800本が販売され、そのほんどは民間向けでした。軍用については、モロッコ王国空軍に50本のみが供給されました。また、アエロスパシアル社(のちのエアバス・インダストリー社)から発注を受けたり、フランス共和国の大統領が公式ギフトのために買い上げることもありました。残る全部が1986年に販売されると、30年以上に及ぶ豊かな歴史にひとまず幕が下ろされました。

 その後およそ10年のブランクを経て1995年に復活を遂げた「タイプ XX」は第3世代になり、「アエロナバル」リファレンス 3800(日付表示なし)、続いて「トランスアトランティック」リファレンス 3820(日付表示付き)が登場しました。この新しい「タイプ XX」は、ブラック・ダイヤル、回転ベゼル、フライバック・クロノグラフ機能といった伝統的な航空の世界に由来する特徴を採り入れながら、自動巻きムーブメントの快適な使いやすさが加わりました。デザイン面では、ケースバンドに「伝統的ブレゲ」スタイルの遺産を受け継ぐ縦溝模様(フルート装飾)が用いられました。成功を収めたこのモデルには、長年に渡り貴金属ケースやダイヤル色のバリエーションが次々と導入され、アラームウォッチの「タイプ XX レヴェイユ」リファレンス 3860や、女性用の「タイプ XX」リファレンス 4820などもファミリーに加わりました。さらに、2004年に登場した「タイプ XXI」リファレンス 3810、高速振動技術とシリコン素材を用いた2010年の印象的なモデル「タイプ XXII」リファレンス 3880を加えてファミリーはいっそう充実しました。豊富なバリエーションを展開する「タイプ XXI」については、その系譜が近年導入された3817や、限定モデルのリファレンス 3815にまで続いています。

伝説の顧客たち

 フランス空軍、続いて飛行試験センター(CEV)、海軍航空隊、そして数多くの民間パイロットなど、航空界のあらゆる精鋭たちが有名な「タイプ XX」とともに空へと旅立ちました。

 ブレゲ社の保存資料によれば、「タイプ XX」の最初期の1本は、ルイ・ブレゲ航空会社からテスト・パイロットで航空界における女性パイロットとして国際的に名を馳せたジャクリーヌ・オリオールに贈呈されたことが分かります。

 また多くの航空関連組織が定期的に「タイプ XX」を購入していました。1970年代に第2世代「タイプ XX」の顧客に名を連ねたモロッコ王国空軍はそのひとつですが、他にもアエロスパシアル社(後のエアバスインダストリー社)、フランス大統領、ENAC(国立民間航空学院)、国家憲兵隊、ヘリユニオン・ヘリコプター社、OGA (航空総局)など枚挙にいとまがありません。

 また同時に、ブレゲは1950年代初頭から30年にも渡って航空機の計器パネルに積載する時計機器の供給を続けました。最も普及したモデルに「タイプ 11」、「タイプ 11/1」、「タイプ 12」などがあり、これらはさまざまな国に販売され、多くの航空機に搭載されました。とりわけ忘れられないのは、超音速ジェット機コンコルドです。

「タイプ XX」がスポーツ界でも人気だったという事実はあまり知られていません。自動車レースでは、モンテカルロラリーの優勝者に「タイプ XX」が贈呈されました。フェルナン・マゾエロやジャック・ブラバム、ピエール・アレクサンドルといった有名なドライバーたちも「タイプ XX」を着用しました。ピエール・アレクサンドルの時計は、現在ブレゲ・ミュージアムのコレクションに収められています。また1998年には、フランス・フットボール連盟からワールドカップの優勝者全員に特別製の「タイプ XX」が贈られました。

ブレゲと航空

 アブラアン-ルイ・ブレゲ スーパーコピーの孫ルイ-クレマン・ブレゲのそのまた孫にあたるルイ-シャルル・ブレゲは、空の制覇に魅せられ、20世紀初頭に航空という冒険に乗り出しました。ヘリコプターの前身となるジャイロプレーンを作った彼は、1911年にルイ・ブレゲ航空会社を設立し、その航空機が世界で活躍しました。ブレゲ家は1870年に時計製造会社のブレゲを引き継いだブラウン家と親密な友好関係を保ち続けました。したがって航空機製造会社のルイ・ブレゲがブラウン家に対して航空界からの時計の需要について議論すべきだと説いたのは当然でした。そしてルイ・ブレゲは、機体に装備する時計やパイロットが着ける時計を時計製造会社のブレゲから購入しました。ルイ・ブレゲが設立した会社は1966年にマルセル・ダッソーに買収され、1971年にマルセル・ダッソー – ブレゲ航空機の名で統合されました。この会社は1990年に名称をダッソー・アビアシオンに変更しました。

ベル&ロス(Bell & Ross)から新作腕時計2モデルが登場!

ベル&ロス(Bell & Ross)から新作腕時計2モデルが登場!BR01 サイバースカル、BR05いずれも「ゴールド」、世界限定500本

BR 01 サイバースカルは「持っておいて損はない」1本だと思う
さて、ぼくの愛する腕時計ブランド、ベル&ロス(Bell & Ross)から2023年新作が登場。

ベル&ロス スーパーコピー、スーパーコピー 代引き専門店

まずは2本が発表されていて、いずれもゴールドをテーマとした仕様を持っており、ここでそれらを見てみたいと思います。

まずこちらはBR01 サイバースカル ブロンズ(BR 01 CYBER SKULL BRONZE / 1,617,000円)で、世界500本限定となりますが、日本だと銀座及ブティック、心斎橋ブティック、oomiya心斎橋店・京都店・仙台店のみでの販売となっています。

BR01 サイバースカル ブロンズはこんな腕時計
この「サイバースカル」は今年で3作目となる”毎年恒例の”限定モデル。

ぼくはこのセラミックモデルを所有していますが、けっこうなインパクトを持っていて、多くの場合、これを目にした人からは「それ何?」と聞かれます。

表裏スケルトンという構成を持っていて、ムーブメント(自社製 BR-CAL.210)が浮いているように見えることが特徴であり、ゼンマイを巻き上げるとスカルの顎の部分が上下に動き、スカルが笑っているように見えるという、いわゆる”オートマタ”ムーブメントですね。

なお、このムーブメントは手巻きとなっていて、しかし「巻き止め」がないので、巻きすぎるとゼンマイをねじ切ってしまうので要注意。

ケースはブロンズ、47ミリ径(45ミリ×46.7ミリ)というかなり特殊な部類で、このブロンズ素材というのはちょっと前からベル&ロス、チューダーなどが取り入れている素材であり、経年劣化によって色が変わってくるという楽しみを提供してくれます(10円玉を連想するとわかりやすい)。

なお、「スカル」というと不気味に思う人も多いかもしれませんが、これはかつての大戦中、パイロットたちが「死を遠ざけるため」に自らの機体にスカルを描いたことにルーツがあるといい、つまり多くの人が連想するのとは異なって「死と対極」にあるのがこのスカルというわけですね(これを言うと、多くの人が「へえー」と言う)。

そしてもうひとつ、BR01について特筆すべきは、そのケース形状やガラスの立体的な(エッジの)カッティングがシャネルの名作腕時計「プルミエール」と同じだということ。

これは「シャネルがベル&ロスに出資しているから」という関係性があるためで、これを言うとさらに(とくに女性から)「へえー」と驚かれることも。
このサイバースカルは、ゴッツいルックス、そしてスカルモチーフということで(とくに女性からの)第一印象があまりよくない腕時計ではあるものの、このあたりのウンチクを披露するとだいたい印象が180度変わります。

そしてもうひとつのウンチクとして、このシャネル プルミエールは、パリのヴァンドーム広場を上空から見たときの街並みをモチーフとしており、これも意外と知られているようで知られていない事実ですね。

こういった背景もあり、BR01 サイバースカルは「1本持っていて損はない」「話題性が豊富な」腕時計だと考えています(ぼくは行かないけれど、キャバクラが好きな男性には、ルイ・ヴィトン・タンブール・ホライゾンと並んでオススメである)。

BR 05 SKELETON GOLDEN
そしてもう一本の新作は「BR 05 スケルトン・ゴールデン(BR 05 SKELETON GOLDEN / 968,000円)」。

こちらも世界限定500本となっていますが、販路は特に絞られていないようで、ベル&ロスの正規店であれば購入が可能だと思われます。

ベル&ロスの新しい柱である「BR05」の表裏スケルトンモデルをベースに「ゴールド」仕様とした魅力的な一本ですが、搭載されるムーブメントは自社製のキャリバー BR-CAL.322.、ゴールドの透明パネルが装着されています。

ケース径は40ミリ、厚さは10.3ミリ、そして角を落としてあるのでスーツスタイルにもマッチすると思われ、ビジネスシーンにもオススメできる腕時計ですが、近年におけるベル&ロスの加工技術の高さを示すモデルでもあり、「メタルブレスのコマとコマとの間の隙間の小ささ、そのツライチ度」、「ベゼル上の向きが揃ったビス」、「表面はブラシ、ななめの面はシャープにカットされてポリッシュがかけられている」「面ごとにフィニッシュが異なるので、見る角度や手の動きによって表情が変化する」など見どころが多い製品でもありますね。

ちなみにこちらはラバーブレスモデル(902,000円)で、ベル&ロスとしては珍しい「ブラウン」。

ただ、ぼくとしては「せっかくケースとブレスレットとが一体型になっていて、かつ美しい仕上げを持つブレスレットを保有している」という理由にて、メタルブレスモデルを選びたいと思います。

やはり腕時計は買ってみないとわからない!”自分のモノにしてみて良かった腕時計3選”、「オーデマピゲ」「ロレックス」「ウブロ」

| 見れば見るほどよくできている腕時計だ |

オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド オブ ジャーマニー」はこんな腕時計
オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド オブ ジャーマニー」の付属品はこうなっている

さて、オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド オブ ジャーマニー(26415CE.OO.A002CA.01/希望小売価格583万円)」を購入。

これは世界300本限定の特別モデルとなり、ローターに「ブランデンブルグ門」が刻まれていることが特徴です。

ケース径は44ミリ、ケース素材とベゼルはブラックセラミック、プッシュピースとそのガード、リューズはチタン製、そしてリンクは18Kピンクゴールドという仕様を持っています(キャリバーは自社製の3126/3840、パワーリザーブは50時間)。

オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド オブ ジャーマニー」はこんな腕時計
なお、ぼくは今までにステンレス製のロイヤルオーク・オフショアクロノグラフを二本購入しましたが、セラミックケースの購入ははじめて。

ロイヤルオークというと「溝の深い」ブラシ仕上げが特徴ですが、その溝が光を反射し、かなりキラキラしている、という印象を受けます。

ちなみに現在ブラックのセラミックモデルだと、#26405CE.OO.A002CA.02はディスコン(廃止)となってしまい、あとはブティック限定の 「#26405CE.OO.A030CA.01」と「#26405CE.OO.A056CA.01」、「#26405NR.OO.A002CA.01」の3つが存在しますが、今回購入したプライド オブ ジャーマニーも限定モデルであるため、「ブラックセラミックの定番モデルは(トゥールビヨンやグランコンプリカシオンを除くと)ラインアップがない、ということに。※グレーセラミックだと#26405CG.OO.A004CA.01が存在する

このプライド オブ ジャーマニーの面白いところは、ゴールドのみではなくロジウムトーン(グレーっぽいシルバー)もアクセントとして用いられていること。

カウンターそしてインナーベゼルにそのロジウムトーンが採用され、そのため「真っ黒ではない」のが他のセラミックモデルと異なるところですね。

文字盤はおなじみ「メガ・タペストリー」、カラーはスレートグレー。

そしてリューズガード、プッシュボタンのガードはチタンカラーそのままのチタン製(ブラシ仕上げとサンドブラスト=フロステッド加工との組み合わせ。ぼくはロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ44ミリのこの部分が大好きだ)。

ほかのブラックセラミックケース採用モデルだと、この部分は「ダーク仕上げのチタン」となるのですが、プライド オブ ジャーマニーでは、この部分をロジウムトーンのパーツ、そしてスレートグレーのダイヤルに合わせたのでしょうね。

アプライドアワーマーカー、ロイヤルオーク針、AP文字はピンクゴールドです。

アワーマーカー(インデックス)について、基本的な仕様としてロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「42ミリ」はアラビア数字、「44ミリ」はバーという特徴があり、これまでにもいくつかの例外、そして最近ではブティック限定モデルが「44ミリケースなのにアラビア数字」を採用していますね。

スモールダイヤル(左側と下側)にはロジウムトーンの縁取りがあり、”エキゾチック風”に。

なお、左側のダイヤル(分)では「30」文字のみがゴールド仕上げとなっています。

ストラップはブラックラバー、バックルはチタン製。

ピンとバックル部との「かみ合わせ」の精巧さ(隙間や段差がない)はさすがオーデマピゲといったところで、これは腕時計業界随一かも。

リンクもピンクゴールド。

ローターの下の方に彫ってあるのが「ブランデンブルグ門」。

ケースバックには「PRIDE OF GERMANY」の刻印も見えます。

オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド オブ ジャーマニー」の付属品はこうなっている
こちらは外箱。

内箱は重厚なウッドにクリアラッカー仕上げとなっています。

保証書類。

https://www.aimaye.com/

珍品!フェラーリの「F1のステアリングホイール風腕時計」が競売に。そのほかメルセデス・ベンツ、フィアットが60年代にリリースした腕時計も

ブライトリング スーパー コピー。| けっこう前からクルマ好きと腕時計好きとはオーバーラップしていたようだ |

それにしてもフェラーリとモバードとのコラボ腕時計が存在していたとは
さて、相変わらずネットオークション上では新旧問わずさまざまなフェラーリが売買されていますが、今回RMサザビーズでは「一風変わった」フェラーリの腕時計が登場。

これは「フェラーリ フォーミュラ1 ステアリングホイール リストウォッチ」と題されたもので、見ての通りF1マシンのステアリングホイールを模したデザインを持っています。

製造はモバード
なお、この「フェラーリ フォーミュラ1 ステアリングホイール リストウォッチ」を製造したのはモバード(MOVADO)。

1881年創業という老舗腕時計ブランドで、かつては非常に高い技術力そして商品力を持っていたものの、クオーツショックの後は主にクオーツムーブメントを使用することになり、現在では「その他大勢」のうちの一ブランドになってしまったのがちょっと残念でもありますね。

ちなみに固有のデザインとして、12時位置に丸いドットのみが表示され、そのほかはブラック・アウトされるという「ミュージアムウォッチ」がよく知られています。

ただし今回出品される腕時計はミュージアムウォッチとは無縁のデザインを持っており、RMサザビーズによると「限定生産されたもので、まず市場でほかの同様の製品を探すことは難しい」。

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加えて、腕時計というよりも、ステアリングホイールのミニチュア版といったほうが正しいとも感じられるほどの精巧さを持っている、とも。

製品自体は未使用で、オリジナルのボックスとブックレットが付属し、予想落札価格は最高で350ドル(3万9000円くらい)。

ブライトリングスーパーコピー スーパーオーシャン44 A1739102/BA80 A188B80PRS ブラック/アビスオレンジ
商品名 スーパーオーシャン44A188B80PRS
文字盤 ブラック/アビスオレンジ
材質 SS
ムーブメント 自動巻
タイプ メンズ
サイズ 44
付属品 ギャランティ(国際保証書)、純正箱
ブライトリングスーパーコピー スーパーオーシャン44 A1739102/BA80 A188B80PRS ブラック/アビスオレンジ

その他にはこんな腕時計も競売に登場する
そして今回、RMサザビーズではいくつかの腕時計を出品すると発表しており、こちらはメルセデス・ベンツ「モーターリスト」。

やはりステアリングホイールを意識したもので、3本ステアリングホイールを再現しており、ストラップも「肉抜き」加工が施された軽量仕様です。

ダイヤルにはMercedes-Benzの文字と月桂冠、そしてスリーポインテッドスターがあしらわれるクラシカルな仕様を持ち、風防の内側には「Old England」という文字も(当時の製造元?)。

やはり入手が困難だといわれ、予想落札価格は最高で800ドル(約9万円くらい)。

こちらはフィアットのタイムピース「4個セット」ですが、タイヤ型キーホルダー(中心部に腕時計が内蔵される)、腕時計二本(上のメルセデス・ベンツのものと同じ製造元だと思われる)、そしてデスククロック。

この4つが揃う出品物はこれ以外にはないといい、元箱も付属するという理想的な状態だとされています。

これらは当時非常に高価で、かつ入手が難しいものだったと紹介されており、製造された年代は1960年代~1970年代はじめで、予想落札価格は最高で3000ドル(34万円くらい)。

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こちらは腕時計ではありませんが、アラン・プロストのヘルメットを模したタグ・ホイヤー製の置き時計。

かなり人気が高い製品だといい、予想落札価格は最高で900ドル(1万円ちょっと)。

昔から自動車と腕時計との結び付きは強かった
なお、現代においても様々な「自動車メーカーと腕時計とのコラボ」が見られますが、今回の出品物を見るに、1960年代からこの傾向がはじまっていたようで、この時代から既に「腕時計好き=クルマ好き」という図式ができあがっていたのかもしれませんね。

現代の「腕時計とクルマ」とのコラボ製品については、ステアリングホイール形状というよりも、そのクルマに使用される素材やカラー、デザイン的特徴などが再現される例が多いものの、今後「ピュアEVが主流」になってくると、そのコラボ内容がまた少し変わってくる可能性もありそうですね。