チューダーが誇る最新鋭の新施設の裏側、

チューダーが建てたル・ロックルの新工場を見学。

今回僕は、スイス ル・ロックルに新しくオープンしたばかりのチューダーの工房見学の招待を受けて、2日ほど早くジュネーブに到着していた。最近、その新施設で組み立てられたペラゴス 39が手元に届いたこともあり、この日は秘密めいていながらも進化を続けるチューダーの世界を垣間見ることができる貴重な機会となった。その時計で時間を確認しながら、アッパーデッキからほかの報道陣がホテルを出てバスの座席を確保するのを見守った。

ジュネーブからチューダーの新施設までは、湖畔の都市を出てからスイス時計産業の中心地のひとつであるル・ロックルへ向かうため、クルマで2時間ほどかかる。興味深いのはブランドが97年という長い歴史を持ちながら、これがチューダーにとっては初となる独占生産拠点であるということだ。2018年に着工を開始して2021年に完成したこの工房は、チューダースーパーコピー時計代引きサプライヤーや産業能力、そして肝となる熟練の時計職人とつながるための理想的な地域に、チューダーに特化した専門拠点を提供することを目的に建てられたものである。

総建築面積は11万4000平方フィート(1万591㎡)以上、そのなかで6万平方フィート(5600㎡)以上の作業スペースを備え、700以上のリファレンスがあり、ここでは世界80カ国で販売しているチューダーウォッチの組み立て、テスト、品質管理が行われている。さらに温度と湿度を理想的にコントロールする特殊な空調システム、自動着色のエレクトロクロミックガラス、442枚からなるソーラーパネルによる電力供給など、エンジニアリングの視点から見ても、この建物は完璧に近代的に配慮されたソリューションとなっていた。

新施設は合理的に、ふたつの区画に分けられている。ひとつは組み立てフロア、テストフロア、品質管理(部品チェック、ブレスレットのフィッティング、刻印など)といったチューダーのオペレーションに特化した区画だ。そのもう一方には、チューダームーブメントの製造部門であるケニッシの専用スペースがある。

ケニッシと一緒にムーブメント側の新施設からスタートした。

チューダーのムーブメントを組み立てている時計職人の作業風景。

ここまであまりピンとこなかった方のために説明すると、ケニッシはチューダーが設立しているためその傘下にある。2015年からチューダーが自社製ムーブメントの開発に取り組んだ結果、ムーブメントの製造と組み立てを行う子会社として2016年に発足したのだ。現在ケニッシは、チューダー(当たり前か)、シャネル(ケニッシの事業の一部を所有している)、ブライトリング、タグ・ホイヤー、ノルケインなどのためにムーブメントを共有・開発している。とはいえケニッシはチューダーの元にある。

時計職人が座っているデスクには、手作業で組み立てられるムーブメントを管理する小さなプロダクションが内蔵されている。ムーブメントが職人に届けられると彼らは作業を行い、その後ロボットアームに支えられた中央のストレージから再びデスクを流れるキューへ1カ所に集められていく。

ケニッシは3つのレンジに分類されるムーブメントを製造しており、現在ひとつのムーブメントを構成する部品の約80%を自社で生産している(残りは密なパートナーを通じて供給)。チューダーの新施設ではふたつの同じ組み立てラインがあり、そこは部品や手作業で組み立てたあとの最終動作を、ほぼ自動化されたラインの一連に沿って停止位置へ供給する。注目すべきなのはケニッシが垂直統合型で運営しているのに対し、チューダーのムーブメント以外の生産は水平統合型であり、さまざまな部品はブランドパートナーを経由するか、チューダーがスイス所属の関連会社を通じて生産されているという点だ。

ムーブメントは、各デスクとムーブメントを組み立てる各ステージを結ぶトンネルで構成される専用システムを介して職人の手元に届く。

プラスチック製のホルダーに納められた小さなムーブメントは、コンピュータと専用のプロセスで制御。半透明のトンネルのなかを流れていき、職人の元から出たり入ったりする。ムーブメントが完成すると建物の反対側に向かっていき、もうひとつの区分である組み立てフロアにて、チューダーウォッチ本体に取り付けられていく。

なお組み立ての現場は僕が訪れたほかの時計メーカーと似たような感じだ。巣のように配置された時計製造のワークスペースのグループがあり、そこで熟練の時計職人の手によって、時計を構成するさまざまな部品がひとつにまとめられていく。それぞれの個室に設置しているデスクではあらゆるリファレンスの組み立ておよびチェックが出来て、すべてのプロセスは“無駄な在庫を持たない”理念に基づいて稼働しているため、クライアントや小売業者の実際の需要に基づいて生産している。各個室は1時間に3~5回、新しい空気を循環させて空間の流れをよくしている。ちょっとした工夫をすることで、発生するホコリを極限まで抑えているという。

次の工程では、組み立てが終わった時計(ストラップやブレスレットはセットしていない)がMETAS規格やTPC規定(Tudor Performance Controlの略)に基づいてさまざまなテストを受ける。このエリアは非常に素晴らしいロボットのサポートにより、24時間稼働する完全自律型の工程だ。時計は圧力テスト、精度チェック、極度の磁気に晒されても(特にMETAS認証のためにはマスト)パワーリザーブが正常に機能するかどうかの試験を行っている。テストの途中で見かけた、変わったモデルを見つけられるだろうか?

このステージでは、腕だけのロボットやダーレク(ドクター・フーに登場するロボット)みたいな配達ロボットが登場する。スイスの時計製造という環境を背景にしつつ、現代の製造プロセスの一端を感じられるとは、なんて素敵なことだろう。

ブラックベイ セラミックの模型を専用のロボットがトレイに乗せて回収場所に運ぶ動作。

これはテストフロアにある反磁性装置で、最大1万5000ガウスというMETASクロノメーターをテストすることができる。

METASクロノメーターを反磁性装置機に運ぶ専用のトレイ。

そして最後に、時計職人が時計、機能を徹底的にチェックし、希望の刻印を調整したのちブレスレットやストラップが装着される。おもしろいことに刻印はレーザー式で、実はかなりワイルドなデザインも可能とのことだ。

この裏蓋は“ホッケーのパッドなんてつけていない”(ニセモノではない)。

多くのロボットアームたちが特定のプロセスを実行しているのを見たあと、本物の人間がわずか数秒で新しいブレスレットをセットしている工程を見るのは楽しかった。チューダーのブレスレットを傷をつけずに装着するには特別な技術が必要なため、ぜひ講習会を開催してほしかった(しかも配送のためにブレスレットはビニールに包まれている状態だ)。それほど本当にすごかった。

ブレスレットやストラップをセットしている風景。

僕がいままでどんな記事を書いてきたか知っている人なら、この過去10年間、チューダーに多くの賛辞を送ってきたことをご存じのはずだ。僕は彼らが製造する時計を心から愛しているし、最近ではペラゴス 39を手に入れるほど自身のお金もつぎ込んでいる。だから今回ル・ロックルの新施設を見学し、実際に時計を組み立てている職人たちに会うことができて特別な喜びを感じた。僕の時計もそう思っているはずだ。

帰りのバスに乗ってジュネーブに戻るとき、チューダーの新しい施設は僕にとってのひとつの大きなコンセプトである、“成熟”を証明しているものだったと考えていた。チューダーはロレックスと距離を置くべきだと主張する人はいないと思うが、チューダーが過去15年間にわたって目覚ましい成功を収め、その成功によってブランドに少し余裕ができたことは確かである。この独立は、さまざまな事態を物語っているのだ。

それは生産量の増加を意味するのかもしれない。ひとつ確かなことは、METASクロノメーターのラインナップを増やしていくことを意味しているということだ。しかしそれは同時に、チューダーが価格帯、生産、サプライチェーンを守ることで、特にブランドの時計が実際に世界中に行き渡って多くの人たちの腕に巻かれるようになったとき、それがチューダーの継続的な成功につながることを意味している。

オーデマ ピゲがマーベル・コミックとの最新コラボレーションでサプライズ!

ラグジュアリーなあなたの隣人、スパイダーマンの登場だ。
オーデマ ピゲはフランソワ-アンリ・ベナミアスCEOの素晴らしくマニアックなビジョンのもと、人気キャラクター・ブラックパンサーのミニチュア彫金を文字盤中央に備え、さらにデザイン要素をケースにもあしらった4桁万円のロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨンを発表した。
この時計に関する私の説明は、時計コミュニティから寄せられた反応に比べれば、ごくありふれたものだ。しかし、なかにはこの時計と、まもなく終了するベナミアス氏によるブランドマネジメントという点を見逃しているものもあった。
オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “スパイダーマン”
ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨンの核心は、カルチャー的なタッチポイントを現代の時計製造とクラフツマンシップに融合させることだった。その結果、最高のディテールを備えた手仕上げによる彫金が実現。実機においてもそれは素晴らしいものだった。
私は幸運にもその時計を長い期間試すことができ、そのアイデアに不快感を覚えるのではなく、むしろその技術に感動して帰ってきた。ケビン・ハート、NBA選手のドレイモンド・グリーンやスペンサー・ディンウィディなど、セレブリティがこの時計に惹かれるのを目の当たりにし、文化的にも衝撃作だった。
ベナミアス氏がポップカルチャーに造詣が深いことを知れば(映画やコミックをこよなく愛する人物だ)、その考え方がより明確になる。そして、数年間ブラックパンサーと一緒に過ごしてきた我々は今、新たな候補者を迎えることとなった。
オーデマ ピゲのロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “スパイダーマン”は、御三家ブランドによる、マーベル、コミックブック、時計とのクロスオーバーの最新作だ。文字通りの意味での説明になるが、この時計は基本的にそれ自体を物語るものであり、多くの点で前回の発表時に行われたデザインを引き継いでいる。250本の限定生産で、価格は19万5000スイスフラン(約3000万円、日本円価格は要問い合わせ)だ。
つまり、ベースモデルはコンセプト コレクションで、42mmという非常に優れたサイズなのだ(強めの主張かもしれないが、ロイヤル オーク コンセプトはすべてこのサイズにすべきだと思う)。このモデルには、トゥールビヨンと同様に、チャプターリング式の分表示が備えられている。
文字盤には、ブラックPVDコーティングが施されたゴールドのインデックスとアラビア数字が交互に配置され、その上に同素材の針が重なっている。針と数字はホワイトの夜光塗料で仕上げられ、暗闇でブルーに発光する。そして忘れてはならないのが、フレームの中央にある、ウェブ(蜘蛛の糸)を操るスパイダーマンの立体的なミニチュア彫金だ。
しかし、ブラックパンサーでは、ワカンダのヴィブラニウムを多く含む鉱山からインスピレーションを得たデザインを採用していたが、この時計はウェブ的なアプローチをとっているようだ。その意味で、スケルトン文字盤とは呼ばず、部分的にオープンワーク化したように見えるウェブダイヤルと呼ぶことにする。
ブラックパンサーのストラップはフルパープルだったが、スパイダーマンはブラック(なぜブルーでなかったのかは不明)にレッドのアクセントが加えられている。ブラックとグレーに加え、ブラックとレッドのストラップも用意されており、どちらもチタン製バックルが採用されている。
ブラックとレッドのラバーストラップ仕様。
チタンケースには、全体的に鏡面仕上げとブラスト仕上げが交互に組み合わされ、前モデルのような刻印の追加はない。ケース本体はチタン製だが、ベゼルはブラックセラミックである。
そして、ピーター・パーカー自身も登場する。ダイヤルアートでは、スパイダーマンがマンハッタンを旋回しながら、片方の手はフレームからはみ出し(表向きはウェブを持っている)、もう片方の手はまるで3D映画のスクリーンから手を伸ばして、さらにウェブを放つ準備をしているかのように前に突き出ている。
このスパイディのデザインは、映画化されたキャラクターではなく、コミックの1ページから直接引用したものだ。これは、一連のリリースにおけるAPとマーベルのパートナーシップの明確な境界線である。これはマーベルのコミックキャラクターであり、マーベル・シネマティック・ユニバースの延長線上にあるものではないのだ。
この作品がどのようなアーティストにインスパイアされたものなのか、正確には知らないのだが(私の脳にはこれ以上多くのオタク趣味を受け入れるスペースは無さそうだ)、この彫金のダイナミズムは文字どおり凍りついた生気のないイメージに動きを与えるものだと思う。そして、ピーター・パーカーの背中がトゥールビヨンの怒りの矛先をかろうじて逃れているところを見ると、この時計のデザイナーには脱帽だ。
内部に搭載するのはCal.2948をベースにしたまったく新しいムーブメントで、ブラックパンサーのCal.2965から変更されている。オープンワークは、APチームのエンジニアリングの総力を結集し、ムーブメントのパーツは、スパイダーマンを主役にするために必要なものだけに絞り込んでいる。
スパイダーマンは自社製Cal.2974で駆動する。
そうすることで残されたのが真っ黒な空間から現れ、トゥールビヨンを振り回すスパイダーマンの姿なのだ。オーデマ ピゲによるとキャラクターのシルエットとボリュームは、「まずCNCマシンを使ってホワイトゴールドのブロックから切り出されます。そのあとテクスチャの異なる外観が生まれるようにスーパーヒーローのスーツにレーザーエングレービングを施しているのです」
この工程に続いて、補正など彫金関連の仕上げは、ひとりの職人による手作業で行われる。塗装も手作業で仕上げられている。全部で50時間かかる作業だ。
前回のリリースと同じ基本的なケースを利用したことは、ここでも素晴らしい選択だったと思う。もし、前作からひとつのコンセンサスがあるとすれば、それは42mmケースの全体的なフォルムだ。
このような時計には十分な実験があるものだ。生きているパーツがひとつでもあれば絶対に直さない。その代わり、APとチームはスパイダーマンの彫金を輝かせるために、比較的まっさらなキャンバスにしたのである。
私はまだこの作品を実機で見ていないが、もしこれがブラックパンサーのようなものであれば、ここで見るこれらの画像はすべてを表しているとはいえない。
コミックと最高級時計とのコラボレーションは、ある意味ではばかげたものかもしれないが、もしかしたら勇敢なことでもあるかもしれない。数量限定なので、前作と同様にコレクターズアイテムになることは間違いないだろう。
しかし、これだけでは終わらない。ブラックパンサーと同様に、同社はこの時計のユニークピースをオークションに出品し、ファーストブックとアショカ協会に寄付する。ブラックパンサーのユニークピースは520万ドルで落札されたが、本作はそれを上回る620万ドル(約8億6620万円)で落札された。
ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン”スパイダーマン” 42mmチタン製ケース。ブラックセラミック製ベゼルとリューズ、サファイアクリスタルとケースバック。50m防水、文字盤に手描きと手彫りの立体的なスパイダーマンのキャラクター、ブラックPVDコーティングのホワイトゴールド製インデックス、ブラックのインナーベゼル、蓄光コーティングのホワイトゴールド製ロイヤル オーク針、手巻きCal.2974、3Hz、約72時間パワーリザーブ、トゥールビヨン、時、分表示。

時計とハリソン・フォードのディエイジング(若返り)について取り上げよう。

スティーブン・スピルバーグは、第2次世界大戦の大作『1941(邦題:1941)』の公開からまもない1970年代末にジェームズ・ボンド映画の監督を目指していた。しかし彼の友人であるジョージ・ルーカスは別のアイデアを持っていた。オリジナルのストーリーを練っていると豪語していたルーカスは、スピルバーグにボンドよりも優れた企画があると告げる。当初はインディアナ・スミスという名前の登場人物が主人公で、考古学者でありながら冒険家でもあり、貴重な遺物を追い求めて遠く離れた地に赴くというストーリーだった。それは、『黄金(原題:The Treasure of the Sierra Madre)』(1948年公開)のハンフリー・ボガードのように青春時代に見た冒険活劇のヒーローのようであり、その一方で『007は殺しの番号(原題:Dr.No)』(1962年公開)のショーン・コネリーのような華やかさも備えていた。名脚本家であるローレンス・カスダンと共同で製作を開始し、その結果インディ・ジョーンズに名前を変えた主人公の活躍を描いた『レイダース/失われたアーク《聖櫃》(原題:Raiders of the Lost Ark)』(1981年公開)が誕生したのだ。ジョン・ウィリアムズが担当したこの映画の音楽は、スクリーン上で流された彼のどの楽曲よりも象徴的なものとなり、その後の歴史に残ることとなった。

インディ・ジョーンズが腕時計をつけなかったのは有名な話だ。それから40年後の現在、第5作目にして最終作となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny)』が世界中で上映され、ハリソン・フォードはヘンリー・“インディアナ”・ジョーンズ・ジュニア役を演じるにあたってヴィンテージ風のクォーツ ハミルトンを着用した。

注目する理由
封を切ったばかりの超大作だからこそ、我々はこの映画に注目している。まだほとんど誰もこの映画を見ていないのだから、ネタバレは一切なしだ。最初にこのタイトルを目にしたとき、自分のなかに潜む時計マニアはすぐに、このタイトルは時計の文字盤のことを指しているに違いないと思った。しかし結局のところ、それは大きな勘違いだった。だが、小道具部門と(『フォードvsフェラーリ(原題:Ford v Ferrari)』で有名な)インディ・ジョーンズの新監督ジェームズ・マンゴールドは、せめてこのキャラクターに腕時計をつけさせることにした。これはいいスタートだ。

この映画自体が文字どおり“時間”の概念を中心に展開されており、前述の“運命のダイヤル”が物語を進展させるマクガフィン(映画や小説などのフィクションにおいて、人物の動機づけや話の進行のために用いられる小道具や概念のこと)の役割を担っている。誤解を恐れずに言えば、これはタイムトラベルの能力を発動するためのアイテムだ(このコンセプトについて判断を下す前に、とにかく映画を見てほしい)。このダイヤルによってジョーンズは(フィービー・ウォーラー=ブリッジ扮する)彼の愛娘であるヘレナと対面することになる。彼女は金銭的な目的からダイヤルを狙っているが、これはジョーンズの核となる価値観に反するものだ。

運命のダイヤルの謎を追う旅のなかで、彼らはマッツ・ミケルセン演じる元ナチスのフォラー博士と対峙することになる。皮肉なことにミケルセンは2005年公開の『007/カジノ・ロワイヤル(原題:Casino Royale)』でも重犯罪者を演じている。このことがボンドとジョーンズの神話にさらなる深みを加えている。

今回の新作でもフォードを若返らせるべくディエイジング技術が駆使されている。しかしその結果、まさに不気味の谷のようなことが起こっているのだ。それについてどう思ったかについては、映画を見たあとで私に教えて欲しい。しかしこのディエイジングとタイムトラベルの話は、我々が好んで時計と呼ぶ小物へとつながってくる。フォード演じるジョーンズはこの映画内で、ハミルトンのアメリカン クラシック コレクションに属するボルトンを着用している。

1969年を舞台にした映画でクォーツ式のハミルトン? と思うかもしれない。そう、これは時代劇に登場する現代的な時計であり、今に始まったことではないが(『パール・ハーバー(原題:Pearl Harbor)』や『アルゴ(原題:ARGO)』を見てもそうだ)、この手の物語が本物らしく感じられない原因となっている。また、この時計はスクリーンにあまり登場せず、クローズアップすらされない。その代わり、ジョーンズの手首を遠くから眺めたときや、単にケースのシルエットが目に入ったときでも、ある種のアール・デコ調のヴィンテージな雰囲気を漂わせている。

そして、それは意図的なものだ。映画では(これはある種のネタバレになると思うが)この時計がかつて彼の父、ヘンリー・ジョーンズのものであったことが明かされる。これは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(原題:ndiana Jones and the Last Crusade)』(1989年公開)でこの役を演じた故ショーン・コネリーへのオマージュにほかならない。つまり、最初のクォーツウォッチが1969年まで市販されていなかったことから時代考証が正確とはいいにくい小道具であるにもかかわらず、我々が愛するセンチメンタリズムに根ざしているのだ。そしてこの映画が持つタイムトラベル的な側面をうまく利用して、この時計が未来からジョーンズ家に送られたのだと思い込めばいい。

丸みを帯びたカルティエ タンクのような縦長のクッションケースが特徴で、ケースサイズは27×31.6mm。ゴールドカラーのクローズドケースバックを備えており、クリーミーな文字盤にはスモールセコンドと華麗なアラビア数字が植字されている。全体的なスタイリングは1920~30年代を彷彿とさせるが、サイズやムーブメントには現代風なアップデートが見られる。最終的にこの特別なモデルは、ハミルトンのマーフウォッチのようにインディ・ジョーンズの時計として永遠に記憶されることだろう。

最後に、今夜映画館でポップコーンと炭酸飲料を楽しむ準備をしている人たちへ、もうひとつ注目してほしい出来事がある。目立ったブランド名こそないものの、ストーリーのなかで非常に重要な役割を果たすものだ。どうか注目して欲しい。

我らがブランドン・メナンシオは6月の初め、ロサンゼルスで開催された『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のプレミアに出席した。彼はレッドカーペットを歩き、スターで埋め尽くされた劇場で、この映画を世界に先駆けて鑑賞したのだ。「最高でした!」と彼は語る。「ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグが僕のすぐそばを通りすぎていったのには正直驚きました。衝撃でしたよ」

幕が開く直前、最後にもうひとつサプライズが用意されていた。あの巨匠、ジョン・ウィリアムズが自らステージ上でオーケストラを指揮し、インディ・ジョーンズのテーマを披露したのだ。「ジョン・ウィリアムズのパフォーマンスは間違いなく僕を驚かせるものでした」とメナンシオは語った。インディ・ジョーンズに別れを告げる最高の夜となったようだ。

見るべきシーン
時計に関連する最初の場面では、実際にそれを目にすることはない。だが我々は重要なことを耳にすることになる。ジョーンズとヘレナが猛スピードで追跡するシーンで、ジョーンズは彼の時計がなくなっていることに気がつく。ヘレナはすぐに彼女の同胞であるティーンエイジャーのテディが時計を盗んだのだと察する。彼女はテディに時計を返すよう促すが、そのタイミングでジョーンズは時計のいわれを明かす。

ザ・シチズンのメカニカルモデル第2章。

ザ・シチズンのメカニカルモデル キャリバー0200が2021年に登場したあと、しばらくのあいだ僕は時計愛好家の友人たちに会うたびに感想を求められました。メイド・イン・ジャパンのこれからの高級時計を担うコレクションとして多くの人たちが期待を寄せていたからです。僕は同モデルの外装から内部のムーブメントまで高く評価してきました。

先日、そのメカニカルモデルの新作としてデイトつきモデルが登場したとのことで、早速実機を見に行ってきました。その紹介を始める前に改めてザ・シチズンのメカニカルモデルについて振り返ってみたいと思います。

ザ・シチズンは、シチズンが誇るウォッチメイキングの技術を結集させ、腕時計の本質を追求する最高峰ブランドとして1995年に誕生しました。2021年、「身につける人の人生に永く寄り添う腕時計」を体現するために精度、品質、デザイン、ホスピタリティの理想に挑戦してきたザ・シチズンのシリーズラインに、新たなチャプターが幕を開けました。

約11年ぶりに新開発の自社製自動巻きムーブメントを搭載するメカニカルモデル キャリバー0200が発表されたのです。それまでのザ・シチズンといえば、年差±1秒を誇るエコ・ドライブ キャリバー0100を代表とする超高精度なクォーツウォッチというイメージが定着していたこともあり、この新たな機械式キャリバーが発表されるとたちまち時計愛好家たちの話題をさらいました。

まったくの新設計で誕生したメカニカルモデル キャリバー0200は、高い精度を長く保つことができるフリースプラングテンプや、LIGA工法によって部品精度を高めた脱進機が採用され、約60時間のパワーリザーブを誇ります。高いスペックを備えるだけでなく、2012年にシチズンが傘下に収めたスイスのラ・ジュー・ペレ社が有する高度な装飾技術が取り入れられたことで、美しい面取りなど審美性も高められました。

シチズンとラ・ジュー・ペレ社それぞれのノウハウが活かされており、日本とスイスの両者が持つアドバンテージが最大限に引き出された魅力的な機械式ムーブメントとなっているのです。

そんなザ・シチズンのメカニカルモデルに新たな1ページが加わりました。2023年新作として登場したメカニカルモデル キャリバー0210です。3時位置にデイト表示がプラスされ、防水性能は5気圧から10気圧へと引き上げられており、より実用性を重視したものとなっています。

新作のキャリバー0210、ブラックダイヤルのNC1000-51E。

ホワイトダイヤルを備えたNC1001-58Aも登場。

今作は、砂地模様が表現されたブラックダイヤル(NC1000-51E)と、一面に広がる白い雲のようなイメージで、ブラックとは異なるパターンのホワイトダイヤル(NC1001-58A)の2モデル展開です。

外観は、一体感のあるブレスレットを備え、大胆な面で構成されたラグがないケース、6時位置にスモールセコンドを配し、電鋳技法で独特なパターンを有したダイヤルなど、キャリバー0200で完成されたデザインコードがしっかりと維持されており、このデザインがキャリバー0200系モデルの伝統となることを示しています。

一見すると違いは日付表示の有無だけ……のように見えますが、仔細にみていくとそうではないことがわかります。シチズンは、日付表示が追加されることで変化するダイヤルのレイアウトバランス調整の工夫がいくつも盛り込まれているといいます。

まず最初に気付いたのは、12時位置のインデックス形状の変化です。キャリバー0200では真っ直ぐなインデックスだったのに対して、キャリバー0210では長さがやや短めの太い台形に変更されています。残りのインデックスもやや短く幅広のものへと改められています。

インデックスを太くすることでデイトの大きさとのバランスを取るというのは、デザイナーではない僕でも理解できるのですが、なぜ長さも調整したのでしょうか。シチズンによれば、太くなったインデックスによって面積比が大きくなりすぎないようにするためとのこと。そのために切り落とされた長さはわずか0.25mm。ほかにもインデックス天面の仕上げとの統一感を出すために時分針がホーニング仕上げからヘアライン仕上げに変更され、さらに6時位置の存在感を抑えるためにスモールセコンド内のアラビア数字がキャリバー0200のものよりも縦長の書体が採用されています。

キャリバー0200のアイコニックな外観と揃えるために、時計の文字盤という小さな空間にこれだけの緻密な調整がなされているのには驚きました。

さて、キャリバー0200が発表されてすぐに時計愛好家たちのあいだで大きな話題となった理由のひとつは、日付表示のないタイムオンリーウォッチだったことです。

僕もどちらかといえば、日付表示がないモデルが好みですが、よくよく自問してみると、実際は中途半端に感じられる4時半位置の日付表示や数字のインデックスを不自然にカットしてしまうようなデザインが苦手なだけで、適切にデザインされているものはまったく問題ないことに気づきました(僕のコレクションの3割は日付ありでした)。

キャリバー0210の登場は、前モデルをリプレイスするものではなく純粋に機能を付加したバリエーション展開です。シチズンはそれを最高の形で行ったのです。

ケースバックから見たCal.0210。

シチズンのこの過剰ともいえる緻密な調整は、文字盤のデザインに留まらずムーブメントにも表れています。ケースバックから見るムーブメントは、デイト表示にかかわる調整が文字盤側にあるため、基本的にCal.0200と変わりありません。シチズンは、Cal.0210にデイトを追加するにあたって、ただモジュールを足すやり方をせず、従来の輪列のわずかな隙間を縫うように日付表示用輪列を配置した一体型ムーブメントとして新たに開発されました。では、なぜシチズンがここにこだわったのか。それはケースサイドを見ると明らかになります。

上がキャリバー0210、下がキャリバー0200。

そう、シチズンがこだわったのはケースのプロポーション。キャリバー0210のケース厚は11.2mmで、増えたのはわずか0.3mm。上の写真で見てもわからないと思いますが、肉眼でもほとんど違いがわからないほど。もちろん着用感もそのままです。僕はキャリバー0200をはじめて手にとったとき、ザ・シチズンが掲げる精度、品質、デザイン、そしてホスピタリティの追求を体現しているモデルだと思いました。ホスピタリティの部分は、長期間の無償保証・無償点検でサポートという面から理解しているつもりでしたが、新作のキャリバー0210の登場によって、実はその快適なつけ心地こそ本シリーズで目指していた部分だったのではないかと思い知らされました。 

ザ・シチズンのキャリバー0200/0210からは、シチズンがこのシリーズをアイコンへと昇華させようとしているのが伺えます。以前、本サイトで「普通の最高級」と表現したことがありますが、普通だからこそスタンダードになり、そのスタンダードを突き詰め、長く続けることでやがてアイコニックな存在へとなっていく……。ザ・シチズンのメカニカルモデルが日本を代表するハイエンド機械式時計のひとつになるのは間違いないでしょう。変わらないという攻めと守り。いかに真髄を変えずに進化させるのか。次のチャプターが楽しみでなりません。

新型ポルシェ911 S/Tと同時に発表されたポルシェデザインの時計は、

クルマを手に入れて、時計も手に入れよう。

新型S/Tと911生誕60周年を記念した限定モデルとして、アイコニックなクロノグラフ 1に新たな解釈を加えたものとなった。だが、この時計が欲しいなら、同時にクルマも手に入れなければならない。
そう、ポルシェ911は今年生誕60周年を迎え、この名高いモデルのルーツである1963年に敬意を表し、同ブランドの極めてレーシーな911 GT3 Rsをベースにピュリスティックなチューニングを施した超ホットなP(ポルシェ)カーをGTプログラムから発表したのだ。新型911 S/Tは長い歴史を持つモデルであり、スポーツカー界のアイコンでもある911 S/Tのスペシャルモデルとして発表された。ポルシェデザインは、この限定クロノグラフ 1をあるデザインキューに基づき、クロノグラフ 1 911 S/Tとクロノグラフ 1 911 S/Tヘリテージ(このふたつのバージョンは、新型911 S/Tに用意された外装オプションのなかでもヘリテージデザインのものに由来する)から選択できるようにした。

911 S/T(クルマのほうだ)も時計もわずか1963台(本)の限定生産で、時計は992型の新型911 S/Tのオーナーになる人にのみ提供される。新型911 S/Tにならい、この時計は軽量かつ極めてレーシーな911の特別仕様として1970年まで遡るヴィンテージ911 S/T 2.4から具体的なインスピレーションを得ている。ここ数年のあいだにこのクロノグラフ 1が再登場したのをご存じない方のために補足しておくと、オリジナルのデザインは1972年に911をデザインした人物(F.A.ポルシェ)によって生み出されたものだ。同モデルは911というモデルの系譜と、ポルシェの現代的なポートフォリオの一部としてのポルシェデザインとの強い結びつきを示す、ブランドにおける特徴的な存在となっている。

porsche design chronograph 1 911 S/T
S/Tを所有する人は、40.8mm径のビーズブラスト仕上げのチタン製ケースと、厚さ15/15mmのブレスレット、12時間積算計付きのフライバッククロノグラフにデイデイト表示、ブレスレットのクイックチェンジシステム、付属のレザーストラップ(S/Tはブラック、S/Tヘリテージはブラウン)を備えた特別な新作クロノグラフ 1を手に入れることができる。

むき出しのチタニウムの質感もさることながら、ポルシェデザイン 911 S/Tの特徴的な魅力はヴィンテージ ポルシェのレーシングモデル、そのグリーンのメーターにインスパイアされ、アニバーサリーを表す赤い“60”をあしらったダイヤルデザインにある。同様に自動巻きムーブメントのローターは911 S/Tのホイールを模しており、カスタマイズによって自分の911 S/T(これもクルマの話だ)と同じ仕上げにすることができる。ポルシェデザイン 911 S/Tの場合は、ブリリアントシルバー、ダークシルバー、ブラックの3色から選ぶことが可能だ。911 S/Tヘリテージなら、“セラミカ”またはブリリアントシルバーから選べる。ホイールのカスタマイズには、S/Tバージョンなら“S/T”のロゴ、ヘリテージバージョンなら歴史的なポルシェのロゴなど、愛車のホイールと同じセンターキャップも含まれる。ケースバックにはあなたの愛車と同じ時計の限定ナンバーが刻印される。

ダイヤル側からこの時計がS/TバージョンとS/Tヘリテージバージョンかの違いを見わける唯一の方法は、すべての文字盤の1と2のマーカーのあいだにある小さなギアシフト図をよく見ることだ。S/Tの仕様ではこのデザインはマットブラックダイヤルの上にシルバーで描かれ、S/T ヘリテージでは同じ図がゴールドで描かれている。クロノグラフのレジスターに使用されているフォントも、ギアシフトのダイアグラムに使用されているものから引用されている。これは911 S/T(クルマ)が6速マニュアルトランスミッションのあるべき姿で提供されることへのダイレクトなエールである。

porsche design 911 S/T
ケース内部には、ポルシェデザインのCOSC認定自動巻きフライバッククロノグラフムーブメントであるCal.WERK 01.240が搭載されている。このムーブメントは独自の設計でコンセプ ト社によって製造された、ポルシェデザインだけの特別な仕様となっている(詳しくはGPアイスレース2023のために製作されたクロノグラフ 1についての記事を読んでいただきたい)。48時間のパワーリザーブに12時間積算のフライバッククロノグラフを備え、2万8800振動/時で駆動するムーブメントは自動車をテーマとしたクロノグラフに完璧にマッチしている。なお、Cal.WERK 01.240がクロノグラフ 1に搭載されるのは、これが初めてではない。

911 S/Tオーナー限定価格は205万4800円(税込)。クロノグラフ 1 911 S/Tには、ユニークな専用ケースと、新車に合わせたシリアルナンバー入りのプレートが付属する。

我々の考え
僕はクロノグラフ 1の大ファンであることを公言しているが、特に特徴的なブラックコーティングのケースを持たないモデルには強い関心を持っている。このデザインはとても機能的で、時代を超越した何かがある。ただ、僕はむき出しのチタンのほうが好みで、このブレスレットが2023 GPアイスレースエディションに合うのではないかと思っている。このS/Tモデルのダイヤルデザインについては、少なくとも通常のダイヤル(ギアシフトのパターンが含まれていなかったとしても)と比較した場合もクレイジーには感じず、カラーリングと大枠の仕上げも気に入っている(そして、それは少しも重要ではない)。なお、僕は911 S/Tを所有していないので、僕のフィードバックは衒学的なものに過ぎない。さて、HODINKEEへようこそ。

porsche design chronograph 1 911 S/T
上の手首上の写真を見ると、このケースとブレスレットがフルチタンによって温かみを増していることがわかり、僕はこれをとても気に入っている。さらにポルシェデザインは、ポルシェカーをオーダーメイドする際に使用されるものと同様のオーダーメイドカスタマイゼーションプログラムを十分すぎるほどに実装している。これは、カスタムビルド・タイムピースコレクションの時計に採用されているものと同様である(ホイールに合わせたローター、センターキャップのあしらいなど)。

また、価格に対して納得できない人のために言っておくと、購入者は基本的に全員事前審査済みであること(加えて、同ナンバーの限定モデルの購入率はかなり高いことが多い)、そして911 S/Tを選ぶ人は特に価格にこだわらないであろうことを考慮に入れたほうがいいと思う。ヘリテージのパッケージはそれだけでも2万360ドル(日本円で約291万円)のオプションであり、S/Tのペイント・トゥ・サンプル(PTS。特別カスタム、限定ペイント)オプションは4万3390ドル(日本円で約620万円)だ。ちなみに僕ならヘリテージパッケージのアイリッシュグリーンを、ヘリテージブラック/コニャックのベースとシルバーペイントのホイールに装着すると思う。13年落ちの僕のジープにぴったりだ。

porsche design chronograph 1 911 S/T
結局のところ、911 S/Tを手に入れられる(そしてそれを購入できる)幸運な1963人のうちのひとりでない人にとっては、これは一種のイベントでしかない。その点を考慮しても、ポルシェデザインはクロノグラフ 1を魅力的かつ個性的に表現し、また自動車業界に起こった出来事とうまく結びつけたと思う。このつながりは時計愛好家よりも911愛好家により強く訴えかけるものであることは間違いない。この新型車にもっとも強い思い入れを持つであろう、オーナーたちの心に響けばいいのだ。ポルシェデザインの時計とポルシェファンの深い結びつきをより完全にするためのツールとして、このS/T専用モデルは非常に理にかなっている。先日クロノグラフ 1 911ダカールでも同様の車両専用モデルが提供されたが、それに追随するものだと僕は思う。

基本情報
ブランド: ポルシェデザイン(Porsche Design)
モデル名: クロノグラフ 1 911 S/T(Chronograph 1 911 S/T)

直径: 40.8mm
厚さ: 15.15mm
ケース素材: ガラスビーズブラスト加工のチタン
文字盤色: マットブラック
インデックス: セラミック スーパールミノバ
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: クイックチェンジ付きチタンブレスレットと付属のレザーストラップ(911 S/Tはブラック、911 S/Tヘリテージはブラウン)

porsche design chronograph 1 911 S/T
ムーブメント情報
キャリバー: ポルシェデザイン WERK 01.240(Porsche Design caliber WERK 01.240)
機能: 時・分・秒表示、デイデイト、フライバッククロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 48時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: あり

価格 & 発売時期
価格: 205万4800円(税込)
発売時期: 新型(992型)911 S/Tのオーナーにのみ提供
限定: 1963本限定