ゼニス × レボリューション 、わずか55gの軽量ハイパフォーマンスモデルだ。

軽量なクロノグラフウォッチを求めているなら、ゼニスとレボリューションがてがけたクロノマスター リバイバルの最軽量モデル“カバーガール カーボン”をチェックすべきだろう。ベルクロストラップ仕様のより手ごろなバージョンと、フルカーボン製のゲイ・フレアースタイルのブレスレットを備えた2種類が用意されており、重量はそれぞれ55gと59gとなっている。クロノグラフとしては驚くほど軽量で、ゼニスとレボリューションによるこの最新コラボレーションは、ルックスも非常に魅力的だ。

Revolution
本作はゼニスの歴史をまとめたマンフレッド・ロスラー(Manfred Rossler)の著書の表紙を飾ったA384をベースとする“カバーガール”リバイバルのデザインを踏襲しながら、素材に高弾性カーボンファイバーを採用している。これはロードバイクや自動車をはじめとするさまざまな分野で性能の向上をもたらした素材であり、具体的にはマクラーレン F1 GTRロングテール、RUF SCR、シンガーによるポルシェ911のプロジェクトが例として挙げられる。

ケースは航空宇宙産業向けのカーボンブロックを使用し、ゼニスがCNC加工によって直径37mm × 厚さ12.5mmのケースへと仕上げている。2020年に発表されたスティールモデルと比較すると重量は半分になり、2022年のチタンモデルからは23.2gの軽量化が実現している。

Zenith x Revolution Chronomaster Revival A3818 ‘Cover Girl Carbon’
文字盤もマットブラックのカーボンファイバー製で、“シャークトゥース”デザインのクロノグラスケールの外周にはパルスメーターとタキメーターが組み込まれている。さらにインデックスやクロノグラフスケール、針にはスーパールミノバが塗布され、強調されるとともに視認性が高められている。そしてムーブメントには、3万6000振動/時で作動し、約50時間のパワーリザーブを備えた高振動の自動巻きエル・プリメロ キャリバー400を搭載した。

機能としては、時・分・秒表示、デイト表示、30分積算計、12時間積算計を装備。価格はベルクロストラップ仕様(編注;これにはブラックのエンボスラダー・エフェクトカーフレザーストラップが付属)が176万円(税込)で限定150本。カーボンファイバー製のブレスレット仕様を希望する場合、2万7210ドル(日本円で約412万円)を用意する必要があるが、こちらはわずか10本のみの限定生産となる。

Zenith x Revolution Chronomaster Revival A3818 ‘Cover Girl Carbon’
我々の考え
よく知られているとおりオールブラックまたはブラックケースの時計に対する私のこだわりはひとしおで、この新作に強く引かれるのも当然だろう。確かに、2万7000ドルという価格はゼニスのリバイバルシリーズとしては高額だが、フルカーボン製のブレスレットが選択肢として登場すること自体が極めて珍しい。さらにレボリューションによれば、これ以上手ごろな価格でブレスレットを製造することは不可能だったとのことで、それゆえに生産本数が非常に限られているのも納得できる。このゲイ・フレアー風のラダーブレスレットは、カーボンファイバー製のG-SHOCKのように極めて頑丈なデザインとは言えないが、見た目の美しさは際立っている。

Zenith x Revolution Chronomaster Revival A3818 ‘Cover Girl Carbon’
リバイバル シャドウにも興味を持っていたが、今回のカーボン仕様はより完成度の高い仕上がりになっている。特に、ダイヤルに施されたホワイトプリントとカーボンケースの色調のコントラストが、従来のデザイン言語をさらに洗練されたものへと押し上げているのだ。全体の調和が取れており、視覚的にも非常に魅力的な1本に仕上がった。いつかこのブレスレット仕様を実際に着用している人に出会い、その全体のバランスを直に確かめてみたいものだ。

基本情報
ブランド: ゼニス×レボリューション
モデル: クロノマスター リバイバル A3818 カーボン カバーガール

直径: 37mm
厚さ: 12.5mm
ケース素材: 高弾性カーボンファイバー
文字盤色: マットブラックのカーボンファイバー製
インデックス: “シャークトゥース”のクロノグラフスケール、外周にはパルスメーターとタキメーターを統合
夜光: スーパールミノバを塗布した針、インデックス、クロノグラフスケール
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックカーボン・エフェクトベルクロストラップ(ブラックのエンボスラダー・エフェクトカーフレザーストラップが付属)、またはゲイ・フレアースタイルのラダー型カーボンファイバー製ブレスレット

porsche design
porsche design
ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ Cal.400
機能: 時・分・秒表示、デイト表示、60分積算計と12時間積算計を備えたクロノグラフ
パワーリザーブ: 50m
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
追加情報: 総重量は55g(ベルクロストラップ装着時)、ケースバックとムーブメントリングはブラックのグレード5チタン製

ジェームズ・ステイシーと長く一緒にいると、自然とドクサのファンになってしまうものだ。

正直に言うと自分は以前からサブ300 カーボンに特別な思い入れがあり、とくに全面夜光ダイヤルを備えた“ホワイトパール”が好きだった。そんななか、今月初めにジュネーブでドクサの今後の新作をいくつか事前に見せてもらう機会があり、とりわけ発売されたばかりのサブ 250T GMTに加わった2本の新作に目を引かれた。それが、フロリダはネイプルズの時計店、エクスクイジト タイムピーシーズ(Exquisite Timepieces)のために製作された限定カラー“ガルフショア”と“アフターグロウ”である。

初回の9色展開から1ヵ月も経たずに限定モデルが登場するというのは、なかなか興味深い現象だ。しかしこれらのカラーはレギュラーラインとは明らかに趣が異なり、各色50本という非常に限られた製造数にも頷ける。どちらのカラーもフロリダ西岸のガルフコーストに着想を得ており、その海の色合いや夕焼けの美しさがデザインに巧みに落とし込まれている。

Doxa Gulfshore Sub 250T
Dive Clasp
Case Side
これらはあくまで新色の展開に過ぎないため、それ以外の仕様はレギュラーラインのサブ 250T GMTと変わらない。クッション型のステンレススティールケースは直径40mm、厚さ10.85mm、ラグ・トゥ・ラグの長さは42.9mmとコンパクトだ。見た目には存在感があるケースだが、ラグが非常に短いため装着感は良好で、細い手首にもよくなじむ。ガルフショアとアフターグロウには、ステンレススティール製のライスビーズブレスレットが標準装備されており、ラバーストラップはない。また、ボックスにはワンピースタイプのファブリックストラップも同梱されている。モデル名からも推察されるように、このケースは250mの防水性能を備える。

ムーブメントにはセリタ製のSW330-2を搭載。いわゆる“Caller”タイプのGMTムーブメントであり、リューズを1段引くことでローカルタイムではなくGMT針を単独で操作できる設計となっている。この自動巻きムーブメントは約50時間のパワーリザーブと2万8800振動/時の精度を誇る。

Dial Macro
Bracelet beads of rice
この2本の新色は、1970年代のドクサ サブ 200に見られたレディスモデル“コーラルピンク”にオマージュを捧げている点が特徴だ。とくに“ガルフショア”はやや広い層に訴求しそうな1本で、マットなブルーダイヤルにホワイトと、ブランドが“コララインオレンジ”と呼ぶアクセントカラーが組み合わされている。このブルーは現在カタログに掲載されているカリビアンブルーよりも明るめのトーンで、コララインオレンジとの相性も非常によい。見る角度や光によって淡いオレンジに見えたり、コーラルピンクに見えたりするこのトリッキーなカラーは、ダイヤル上でもバランスよく配置されており、逆回転防止ベゼルのインデックスやねじ込み式リューズの刻印に使われているのも粋な演出だ。ほかの250Tのバリエーションと同様、GMT針はスケルトン仕様でフランジの24時間スケールに届くロングサイズとなっている。

ピンクのトーンをさらに強調したのがサブ250T アフターグロウで、こちらはメタリックなサンレイ仕上げのピンクダイヤルを採用している。明るくポジティブな印象の1本で、ホワイトのアクセントがよく映える(コララインオレンジはベゼルとリューズのみに控えめに使われている)。このモデルにメタリックの針を採用したことで、ツールウォッチ然とした雰囲気はやや薄れたが、明るいダイヤルが強い光のもとで飛んでしまうのを防ぐ役割を果たしており、視認性はしっかりと保たれている。正直に言ってしまえば、これは自分にとってちょっと気恥ずかしいけどなぜか引かれてしまうダイバーズウォッチかもしれない。これほど実用的なダイバーズデザインに、これほど鮮やかなピンクを掛け合わせるとは──そんなギャップこそが、なんとも楽しいのだ。

Rehaut of afterglow 250T
ガルフショアとアフターグロウ、いずれのサブ 250Tも価格は2790ドル(日本円で約40万円)で、それぞれ50本の限定生産となる。付属品としてファブリックストラップが追加されているとはいえ、先日発売されたばかりの標準仕様のサブ 250Tよりも340ドル(日本円で約5万円)高い設定だ。この価格差は、200T(時・分表示のみのモデル)と比べてもすでにプレミアムな位置づけとなっている250Tにおいて、唯一気になる点かもしれない。ただしドクサのファンやエクスクイジト タイムピーシーズの顧客にとっては、彩り豊かで楽しいダイヤルを持つ少数限定モデルという点で、十分に納得できる価格と言えるのではないだろうか。

チューダーからペラゴス FXD クロノ “ピンク” ジロ・デ・イタリア 2025 エディションが登場

わずか1週間前、F1をテーマにしたカーボンファイバー製のブラックベイ “クロノ 25”をリリースしたばかりのチューダー。このタイミングで、さらにもうひとつの新しいカーボン製クロノグラフウォッチを投入してきた。今回はサイクリング仕様で、ジロ・デ・イタリアの公式タイムキーパーとしての役割を記念したモデルだ。その名もペラゴス FXD クロノ “ピンク”である。このモデルは昨年のイベント開催前に発表されたペラゴス FXD クロノ “サイクリング”エディション”のカラーバリエーションにあたる。前モデルはチューダー・プロサイクリングチームの赤と黒のカラーリングを反映していたが、この新作はイタリアで開催されるグランツールのリーダー、および優勝者が着用するピンクジャージ(マリア・ローザ / Maglia Rosa)に敬意を表したデザインとなっている。

tudor fxd chrono pink
チューダースーパーコピー時計 激安本作の“ピンク”は、サイクリング向けに特化したタキメータースケールがローズカラーになっている点が特徴だ。また、同じピンクのストライプが施されたブラックのファブリックストラップも目を引く要素である。チューダーによれば、この43mm径のカーボンコンポジットケースのモデルは固定ラグ構造を採用しており、ねじ込み式リューズとプッシャーにはチタンが使われている。これにより、強度と耐久性が向上。ケースの厚さは13.2mmで、裏蓋の刻印はサイクリングとのつながりを強調するものとなっている。

 文字盤はマットなブラックダイヤルで、チューダーの特徴であるスノーフレーク型の時針とスクエア型の夜光インデックスを配置。60分計測の固定ベゼルと45分のサブダイヤルも備えている。この“ピンク”がサイクリング専用である理由は、タキメータースケールにある。通常のモータースポーツ用ではなく、文字盤の外周に円形で配置され、サイクリングの速度計測に最適化されている。これにより、一定の距離を走行した際のペダルの回転速度を計算することが可能だ。

tudor fxd chrono pink
 チューダー MT5813 クロノグラフキャリバーを搭載する本作は、70時間のパワーリザーブを持ち、2万8800振動/時で駆動。さらにCOSC認定も受けている。生産数は300本限定で、価格は5600ドル(日本円で約81万円)と発表されている。

我々の考え
サイクリング専用の時計は、時計業界では比較的新しいカテゴリーである。というのも、これまでプロのサイクリストはレース中の時計着用を避けるのが一般的だった。しかし近年ではペロトン(集団走行)内で時計を身につけるライダーが増え、ヨーロッパのスポーツカレンダーの定番であるこの競技にますます多くの時計ブランドが参入している。チューダーもまた、この動きのなかで急速に存在感を高めている。特にファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara)がオーナーを務めるチューダー・プロサイクリングチームのスポンサーとして、今年も多くの勝利を重ねているのだ。この夏、チューダーのチームはワイルドカード枠で初めてツール・ド・フランスに出場する予定である。

tudor fxd chrono pink
 現在、ツール・ド・フランスのリーダーおよび優勝者はスウォッチグループ傘下のティソがスポンサーを務めており、伝統的なイエロージャージを着用している。一方、ジロ・デ・イタリアをテーマにした新しいチューダー “ピンク”はそれとは対照的な色合いとなっている。ストラップや一部のピンクアクセントを除けば、今回の限定モデルは昨年のジロ・デ・イタリアの優勝者であり、リシャール・ミルがスポンサーを務めるタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar)に贈られた特別仕様のワンオフモデルに非常によく似ている。ポガチャルはイタリアの最高峰のサイクリングレースでの過酷な勝利の報酬として、この時計を受け取った。

 新しいカラーリングとジロ・デ・イタリアとの関連は、この“ピンク”に新たなクールな魅力を与えていることは間違いない。そして、今やこのピンクの色合いは多くの時計愛好家のあいだでトレンドになりつつある。思い返せば、昨年リリースされたブラックベイ クロノグラフのピンクダイヤルモデルは限定生産だったこともあり、中古市場で価格が急騰していた。チューダーは今回の最新の限定モデルでも、同様の盛り上がりを期待しているのかもしれない。

tudor fxd chrono pink
基本情報
ブランド: チューダー(Tudor)
モデル名: ペラゴス FXD クロノ “ピンク”(Pelagos FXD Chrono “Pink”)
型番: 25827KNRS

直径: 43mm
厚さ: 13.2mm
ケース素材: ブラックカーボンコンポジット
文字盤色: ブラックにピンクのアクセント
インデックス: 夜光を施したアプライドインデックス
防水性能: 100m (330ft)
ストラップ/ブレスレット: 引き通しタイプのブラックファブリックストラップ(ピンクのストライプ入り)

ムーブメント情報
キャリバー: 自社製 MT5813
機能: 時・分・秒表示、日付表示、45分積算計付きクロノグラフ
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: あり

ミンが仕掛ける最新の工業的アプローチ。

もしミンをコレクションに加えたいと考えたことがあるならば、そのきっかけはきっと、同ブランドがこれまでに生み出してきた数々の“奇抜な”ダイヤルに引かれたからではないだろうか。たとえばミニマルなデザインの37.02 “ミニマリスト”、星空をあしらった遊び心あふれる37.05 ムーンフェイズ シリーズ2、そして非常に複雑かつ抽象的なダイヤルを備えた20.01 シリーズ3などはその筆頭だろう。創業者ミン・ティエン(Ming Thien)氏の手による、視覚的にも製造技術的にもユニークなデザインへの飽くなき探求心により、ミンというブランドは決して現状に満足することなく進化を続けてきた。確かにそのデザイン言語は、ひと目で“ミン”とわかる独特なものである。だがその枠組みのなかに、上に挙げたような多種多様なモデルが詰め込まれているのである。

Ming 20.01 Series 5 Up Close
Ming 20.01 Series 5 Dial Slanted Closeup
Case side of Ming 20.01 Series 5
この度、20.01 シリーズ5がミンの技巧的なダイヤルデザインの世界に新たに加わった。数カ月前にこの時計のダイヤルのプロトタイプを初めて目にしたとき、正直なところ“これは一体何なんだ?”と思った。だが、現在第5世代となったアジェングラフ搭載クロノグラフウォッチとして完成された姿を見て、ようやく腑に落ちた。サファイアクリスタルを活用したミンならではの“反転効果”を持つダイヤルとは一線を画す仕上がりではあるが、この力強いデザインはセンター同軸積算計を持つクロノグラフ機能と見事に調和している。見た目は、サンレイ仕上げのダイヤルを抽象的かつほとんどブルータル(荒々しく構築的)に再解釈したかのようだ。なお、こうしたダイヤルはしばしば、新たな製造技術が生まれるにあたりコンセプトモデルとしての役割も果たすことがある。本作はまさにその好例であり、複雑な構造にもかかわらず、ひと塊のチタンから削り出されているというのだから驚きである。

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そう、このダイヤルは多数の面が入り組んだ極めて複雑な幾何構造を持ちながらも、ひとつの無垢材から成り立っている。ミンによればこれは業界初の試みであり、金属ブロックをレーザーで加工し、放射状に傾斜する突起と、それらが縦横に噛み合うような起伏を形成しているという。この美学が個々人の好みに合うかどうかは別として、本作のダイヤルがマイクロマシニングの驚異的な成果であることに疑いの余地はない。こうした産業プロセスが実現可能になったことが、将来的にどんな可能性を開くのか想像は尽きない。このダイヤル全体にはブルーのPVDコーティングが施されており、さらに別のレーザー加工によって突起部分のコーティングが除去され、チタンの地肌が露出している。

Ming 20.01 Series 5 lume shot
夜光ショット。courtesy of Ming.

Ming 20.01 Series 5 Tachymeter
Ming 20.01 Series 5 Soldier Shot
ブルーダイヤルという選択は理解できるが、この構造を見れば、モノクロームでの仕上げが適切だったのではないかと感じずにはいられない。遠目には均質な外観でありながら、近づいて見ると起伏に富んだ地形、丘や谷、入り組んだ凹凸が浮かび上がるような表情が確認できる。しかしながら、このブルーも悪くはない。やや変則的な色調と、PVD特有のざらついた質感が心地いい。時・分針には全面ポリッシュ仕上げの上にたっぷりとスーパールミノバX1が充填されており、視認性にも配慮されている。ただし非常に細かな要素が並ぶダイヤルのなかでは、やはり読み取りには若干の集中を要する。

中央のクロノグラフ秒針および分針はホワイトで統一されているが、こちらには夜光塗料は使われていない。ダイヤル自体にはミニッツトラックは設けられておらず、時間計測に関するすべての目盛り(タキメーターやミニッツスケールを含む)は、ドーム型のサファイアクリスタルに転写されている。これらの目盛りはサファイアの内側に刻まれたのち、ミン独自のポーラーホワイト夜光が充填されており、同ブランドが長らく目指してきた“白く発光する夜光”という理想をついに実現したものとなっている。

Ming 20.01 Series 5 agengraphe movement
Ming 20.01 Series 5 Chronograph lever closeup
Ming 20.01 Series 5 bridge closeup
ミン 20.01 シリーズ5を動かすのは、引き続きアジェノー製の手巻きクロノグラフムーブメントであるアジェングラフ Cal.6361.M1である。これはミンのためにカスタマイズされたアジェングラフであり、中央のブリッジにはミンのアイコンであるポーラーベア(北極グマ)のモチーフがあしらわれている。アジェングラフは現在、モダンなインディペンデントブランドにとって高級クロノグラフムーブメントの“事実上の選択肢”となっており、ミン、モーザー、シンガーといったブランドがすぐに思い浮かぶ。

それも当然である。このムーブメントの構造は視覚的にも見事で、今回のミン仕様では自動巻きローターを廃し、手巻き専用として設計されている。さらにブリッジには5Nローズゴールドのコーティングが施され、外観上もきわめて印象的な仕上がりとなっている。加えて、完全に巻き上げられた状態で巻き止め機能が作動する構造となっており、自動巻きに搭載されるスリップ機能とは明確に差別化されている。

Ming 20.01 Series 5 Wrist Shot, Centralizers reset
このムーブメントは34個のパーツから成る20シリーズのケースに収められており、異素材によるハイブリッド構造を採用。ケース径は41.5mm、厚さは14.2mmである。ベゼル、ラグ、裏蓋、リューズはステンレススティール製である一方、プッシャーはダイヤルと色を合わせたチタン製。ミドルケースもブラックDLC仕上げのチタン製となっている。ストラップにはダイヤルとの質感的な相性を考慮したダークブルーのアルカンターラが標準採用されており、スポーティな装着感を求めるならば付属のブラックFKMラバーストラップに付け替えることも可能だ。防水性能は50mで、日常使用には十分なスペックである。またショートラグ、いわゆる“フライングブレード”型のラグにより、さまざまな手首サイズに対応する装着感を実現している。ただしボリューム感は否めず、手首に宇宙船を乗せているような感覚であるため、ドレスシャツの袖口にはやや不向きである。

価格は3万7500スイスフラン(日本円で約675万円)で限定25本。これは間違いなく、熱狂的なミン愛好家に向けた1本である。ただし価格帯としては、ほかのアジェングラフ搭載の最高級モデルとほぼ同水準であり、もし“ミンのクロノグラフ”を求めているのであれば、これ以上に満足できる選択肢はほとんど存在しないだろう。

ボーム & メルシエ リビエラ 10682 / 10682 オートマティック ムーンフェイズ 43mmが新登場。

半透明のカバーから月の動きが読み取れる「ムーンフェイズ」が登場。

ボーム & メルシエ リビエラ オートマティック ムーンフェイズ 43mm、綺麗ですし格好良いですね~。

ブルーとシルバーの2カラーバリエーション、ブルーにはスティールブレスレット、シルバーにはラバーストラップがセットされています。

リビエラはストラップ交換を前提としてインターチェンジャブルシステムを採用していますので、オプションとしてストラップも用意されていて、気分によって付け替えも楽しめます。

針の形状、ブルー文字盤の秒針のカラー、文字盤と月表示の相性、良いですね~、ただ43mmではなく40mmくらいに収まってると尚良かった。

時計の大型化はトレンドなので仕方ありません。

43mmケースの厚さは12.34 mm、シースルーバックからは120時間もの超ロングパワーリザーブを誇るボーマティックムーブメントが覗けます。

公式には「デイデイト」と記載されていますが6時位置のムーンフェイズとポインターデイトの組み合わせ以外で曜日を確認する術があるのかな?

Riviera 10681 シルバー
Riviera 10681 メンズ ウォッチ | Baume & Mercier null null

Riviera 10681
オートマティックデイデイトムーンフェイズウォッチ、ボーマティックムーブメント
Rivera 10681は、月へのオマージュです。ポリッシュおよびサテン仕上げのステンレススティール製のこのスポーティなタイムピースは、自社製ボーマティック ムーブメントを搭載し、サンドカラーの文字盤にダークグレーのフランジ、交換可能なラバーストラップにキャンバスの装飾が施されています。

¥654,500

ボーム&メルシエはギリシャ文字で均衡を現す「ファイ」のデザインを以前は12時位置に配置していましたが、このモデルでは秒針に使用しています。

Riviera 10681 メンズ ウォッチ | Baume & Mercier null null

商品詳細
一見すると、その色合いと神秘性で月を連想させます。グレーのラバーストラップにキャンバスの装飾を施した、新しいリビエラ ボーマティック「ムーンフェイズ」は、洗練された印象のモデルです。サンドカラーの文字盤は、私たちが知る月のロマンティックな風景を演出し、広大な銀色の砂漠を連想させています。サンレイ・サテン仕上げとラッカーが施された美しく複雑なダイヤルは、ダークグレーのフランジにより際立ち、この色合いは日付とムーンフェイズを表示する6時位置のサブダイヤルと絶妙にシンクロしています。実用的で上品なデザインの、新しいリビエラ ボーマティック «ムーンフェイズ »は、「リビエラ」コレクションの特徴的なデザインコードをその直径43mmのステンレス・スティール製ケースに取り入れることで、個性をアピールしています。12角形のステンレス・スティール製ベゼルは4つのスティール製のビス(サンドブラスト仕上げブラックADLC)で固定され、12時位置にはローマ数字、3時と9時位置にはインデックスがリベット留めされています。

4本のビスを備えた12角形のベゼル
ダイヤルに表示された12の時間を反映した12角形のベゼルが特徴的なこのユニークなウォッチは、その時代や人々に強い印象を与えました。2021年、「リビエラ」が進化を遂げて登場します。豊富なサイズのスティール製ケース、4本のビスを備えた12角形のベゼル、“スイス製”自動巻きムーブメントとクォーツムーブメント、ケースと一体になったスティールまたは手首に馴染むしなやかな素材のインターチェンジャブルストラップ。

インターチェンジャブルシステムを装備したスティール製ブレスレットやストラップ
ボーム&メルシエが開発したFast Strapインターチェンジャブルシステムにより、ストラップからスティール製ブレスレットに数秒で付け替えることができます。子供でも簡単に付け替えることが出来るほど非常に簡単なのです!多彩なカラーのラバーストラップ(ブラック、ブルー、グリーン、ダークブルー、ホワイト、モーヴ)を取り揃えており、その日の気分によってストラップを替えてスタイルに変化をつけることができます。

主な特徴
自動巻き ウォッチ
パワーリザーブ:120 時間
防水機能:10 ATM (約 100 m)
ムーンフェイズ, 日付
サファイアクリスタル ケースバック

ムーブメント スイス製
エネルギー 自動巻き
振動数 28800.0vph/4.0hz

ケース 43 mm
厚さ 12.34 mm
素材と仕上げ スティール, ポリッシュ– サテン仕上げ
ベゼル 非回転ベゼル
ケースバック サファイアクリスタル製ケースバック, ねじ止め式バックケース

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ダイヤル
色、仕上げ Sand_coloured, サンレイ・サテン仕上げ
数字 ローマ数字, リベット
目次 リベットインデックス
針 ロジウムプレート, トライアングル

ストラップ
素材 ラバー, グレーグレー
バックル セーフティ・アジャスタブル・トリプル・フォールディング・バックル, サテン仕上げ 仕上げ

Riviera 10682 ブルー
Riviera 10682 メンズ ウォッチ | Baume & Mercier null null

Riviera 10682
オートマティック デイデイ トムーンフェイズ ウォッチ、ボーマティックムーブメント
Rivera 10682は、月へのオマージュです。ポリッシュおよびサテン仕上げのステンレススチール製のこのスポーティなタイムピースは、自社製ボーマティック ムーブメントを搭載し、ラッカー仕上げのフランジ付きブルーダイヤルを備え、交換可能なポリッシュおよびサテン仕上げのステンレススチール・ブレスレットに取り付けられています。

¥671,000

Riviera 10682 メンズ ウォッチ | Baume & Mercier null null

新しいリビエラ ボーマティック «ムーンフェイズ »は、ブルーダイヤルを備えたステンレス・スティール製で、まさしくそれを象徴しています。快適な直径43mmのステンレス・スティール製ケースは、4つのビスで固定された12角形のベゼル、3時と9時位置のリベット留めインデックス、12時位置のローマ数字が備わっています。これら全ての特徴は技術・芸術の両面で、このモデルを大きな成功に導きました。このモデルでは、ダイヤルとフランジは鮮やかなブルーで色付けされ、ソレイユ・ラッカー仕上げが施されています。月から見た地球の色を想起させるこのブルーカラーは、ムーンフェイズを表示する6時位置のサブダイヤルの日付表示リングにも用いられています。秒針はエレガントなグリーンを繊細にまとい、メゾンのシンボルであるΦファイマークのロゴをカウンターウエイトとしています。ステンレス・スティール製トリプル・フォールディング・バックルが付いたブレスレットとシンプルで頑丈なインターチェンジャブルシステムが装備され、新しいリビエラ ボーマティック «ムーンフェイズ »は、あらゆるシーンで日常的に使えるスポーティで洗練されたスタイルを提案いたします。

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ボーマティック:究極の表現がされた「リビエラ」
「リビエラ」コレクションに自社製キャリバー“ボーマティック”を搭載!

ついにリビエラコレクションにもボーマティックムーブメントが搭載され、ラグジュアリーモデルとして登場します。2018年クリフトンコレクションに搭載されクリフトンボーマティックとしてデビュー以来、4つの優れた特徴でデビューから間もないのですが数多くの方に支持されてきました。